マネー&ライフ

お金を生んでくれるものがあれば、貯金が少なくても大丈夫

手元(口座)にあまり現金は置いていないというと、驚かれることがあります。

最近はあまり聞かれなくなりましたが、以前「いざという時のために貯蓄は年収2年分くらいを手元に置いておきましょう」的なアドバイスが流行ったことがありました。

そんなものには意味がないと思い、全く実行せず手元の資金としてはいつも家賃や配当などの上がり1~2か月分くらいしか残していませんでしたが、実際に大きな現金の塊がなくても問題はなかったので、間違いではなかったようです。

「いざというとき」のために、ムダに大きな金額の現金を避けておくと

何かがあった時に備えてお金を貯めておきなさい、とよくいわれたことがある人は多いかと思います。職場でも昔そう言われたことがあります。

現金は何かがあったときに、一度だけ自分を助けてくれます。解決が難しいことも、お金を使えば何とかなる時があります。ですが、人生の中で危機は何度も訪れます。貯めこんでいたものが一回で尽きたら次に何かあったらおしまいです。しかも現金自体は何も生んでくれません。

そんなものも多く貯めこんで、何になるのでしょうか。

お金を貯めておけという人は、おそらく頭の中の時間が30年ほど前の状態のままなのかもしれません。預けているだけで4~5%の利子がもらえた時代が懐かしくて仕方がないのでしょう。今はお金を銀行に預けても利子はほとんど付きません。

なので代わりにそれだけの貯めこみを投資に向ければ、毎年300万円以上の家賃もしくは毎年100万円ちかくの配当を得られて特別な出費が発生してもほとんどそれでカバーできると考え、「とにかくお金を貯めこみなさい」というアドバイスは無視して、毎月の上がりの残りは再投資し続けて、手元には1~2か月分の上がり程度の額しか現金として持たない、を実践し続けてみました。

最初に「お金を貯めなさい」と言われてからもうずいぶん時間が経ちますが、結果貯めこまなくても今まで特に問題なくやってこれました。

たまに大きな修繕費が掛かる年もありますが、そういった大規模な工事などは時期の調整も出来るので、事前に一部何かを換金するとかその年の一時期だけ少し多めに現金を残しておく程度で済み、他には急に困ることはありません。

何かがあった時のために特約も付けて損保を掛けているので、すでに備えはある状態です。これらは現金で何とかするものではありません。そうでなければ、何のための保険があるのか分かりません。

病気になったらどうするの?と言う人もいましたが、その時のために医療保険や法人役員向け生保を掛けているのです。無保険の状態であれば、現金を貯めこんでいてもそれではカバーしきれずに助からないことがあります。

確かに幸い大病をしなかったからということもあるかもしれませんが、若いときは健康に気を遣いながらいれば、手元にそれほど現金を置いておかなくても大丈夫です。貯蓄はほぼゼロで全力で投資に回しても問題ないと思います。

さすがに現金ゼロはまずいので

このように若いときは全力で投資をし続ければ、何かがあっても投資からの上がりでほとんどのことはカバーできます。

でも人生の後半に入ると同じように進めるのは少しだけ難しくなります。まず40代に入れば、どこかで雇われて働いていればクビのリスクがあります。クビになれば生活費は投資の上がりから賄うことになるので、当然その分は見越して現金として持っておかないといけません。

また、継ぐ者がいれば現金ゼロはさすがにまずく、将来の相続対策として税額分と自分の葬式代くらいはお金を残しておく必要があります。ただ、それ以上に現金として持っておくことにはあまり意味がありません。現金には不動産に適用される軽減とおなじよう措置は無いので、控除額を超えた部分は100%課税対象にされるだけです。

ある程度流動性があり現金に近いものとしては、株式を持っておけば4日で換金できるので十分かなと思っています。何かでお金が必要になるにしても、通常は金額が大きくなればそれなりの時間はもらえるはずなので、4日くらいも待ってもらえないとすると一体どういう取引先なのでしょうか。

もしもの時を気にし過ぎて貯めこみだけで終わり運用せずにいると、逆にもしもの時のための備えが薄くなります。買い込んで結局使わずにお金の無駄で終わることもよくありがちなので、慎重になり過ぎないことも重要です。

もしもがそんなに気になるならば、せめて繰り返し使えるものを増やしていきましょう。

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