高等教育を受けないといいお給料をもらえないとよく言われていますが、学歴別で給料を比較すると、たしかに大卒の人のほうが平均して給料が高いようです。ですが、その差はあまり大きくなく、投資などで副収入を稼ぐことで十分にカバーできるレベルでしかないようです。
なので、もし親の経済的事情などで大学への進学をあきらめることになったとしても、将来への心配は要りません。
収入に大きな差はないので、大学に行けなくても大丈夫
これまでも何度か無理に高等教育を受けなくても大丈夫と触れてきましたが、収入差はそれほど大きくないので心配ないと取れるものが見つかりました。
「学歴で賃金はどれほど違いがあるのだろうか(2020年公開版)」(https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200420-00173389/)によると、フルタイムで働く大学を卒業した人と進学しなかった人の賃金を比較したところ、大学を卒業した人は平均年収400万円で高校卒業後就職した人は平均年収292万円、専門学校や短期大学を出た場合は平均年収314万円と出たようです。
学歴によって収入に差があるのは確かです。ですが、差があると言っても年間100万円程度しかありません。前々から教育への投資の効果はそれほど大きくないと見ていましたが、やはりこれくらいでしかなかったようです。
長期で見れば数千万円にもなることから、「年間100万円も差が付くのか…」と見る人もいるかもしれませんが、これくらいの差であれば、投資あるいは副業などで収入を得ることでわりと簡単に埋めることが可能です。
でもそれを冷静に見ないで、ただ今まで通りに人と同じ道に進もうとすれば、奨学金という名の借金を背負ってしまったり、あるいは自分はその道を進めなかったから…と要らぬ思いを抱えてしまったりと、人生がキツいものになってしまいます。
他国も状況は似ているようで
効果が薄くなっても同じことをそのまま続けてしまうのは、他の国でも似たようなところがあります。
例えば隣国では、もう二十年以上も前から慢性的に若い人の就職難が続いていて、2018年時点で大卒の新入社員の平均年齢がついに30.9歳に到達したそうです。通貨危機後にはすでに早くても25歳以上、リーマンショック前後で平均27歳が当たり前だったものがさらに遅くなり、兵役も関係しているのかもしれませんが、まともな職に就けるようになるまでに時間が掛かってしまうようです。
理由は少し異なりますが、時間が掛かるのは豪州も似ており、以前からまともな職に就く年齢は早くても30歳手前というのもわりと普通だったりします。でも遅いとは考えていないようなので、問題ではなさそうなのですが、スタートが遅ければ稼げる年数は短くなります。
少し逸れてしまいましたが、話を隣国に戻すと、毎月9万円も注ぎ込んで学力を持たせても、現役でいられるのは長くても40代半ばまでで、平均的な給与レベルからすると教育投資の効率も良くなさそうです。稼げる年数が短く、太陽光発電用のパネルよりも持たないとは思いもしませんでした。
日本でもコロナ禍の影響により来年は新卒の採用が減るかもしれないし、45歳定年も普通になりつつあるので、彼の国の状況を笑ってはいられません。
親から持たされた学力で食べられる年数が減りしかもそれで稼ぎにくくなっているという状況は似ているので、ある程度の年齢になってから稼げなくなるかもしれないリスクにどう備えるか考えておく必要があります。
学歴による収入差を埋めるのは簡単
大学を卒業した人と進学しなかった人との収入差を埋めるのは難しくありません。
副業なら軌道に乗せる・続けるために手間も体力も要りますが、投資であれば、中古の戸建てなどの不動産を2~3つと金目のものとして高配当の株式を240~300万円分くらい持つだけで、毎月平均で10万円以上は稼げるので、簡単に埋められます。やりかたも何度か紹介したとおり、元手がゼロでも10~15年掛ければできるので、無理してまで大学に進学する理由が見つかりません。
しかも働くのとはちがって投資には定年がないので、何歳になってもお金は稼げます。なので、もしも学歴によって収入差があったとしても気にすることはありません。その差は簡単に埋めることができますし、40代以降になれば大卒でも働き手としての収入がゼロになる可能性は高く、そのとき同じ年齢で高卒でも働かずして投資で毎年400万円以上稼ぐことは可能です。
学歴よりも頼りになるものはあるので、心配は要りません。