今年はボーナスの支給額が減った/全く支給されず困った…という人が多かったそうですが、投資をして毎月大きな副収入が得られるようにしておくと、ボーナスがもらえない仕事に就いていたとしても、経済的に問題なく暮らしていくことができます。
もともとは臨時の収入のはず
ボーナスと聞くと、あたかも半年ごとにもらえて当たり前のもののような響きもありますが、民間でも公的なところでも、非正規雇用であれば普通は支給されず、正規雇用でも支給されないところもあります。
賞与というくらいですから本来は臨時の収入としてあつかうべきで、これをあてにして人生設計をしたりローン返済の計画を立てるのはどうかと思ったりもするのですが、よく家計相談などでもFPからは「ボーナスを合わせて貯蓄にあてると…」といった回答も見られるので、ほぼ当たり前のように給料の一部として扱われている雰囲気もあります。
SankeiBizの「夏賞与、リーマン以来の減少率 大手企業は6年連続90万円超え」などによると、大手企業の今年の夏のボーナス支給額の減少率は約6%と、リーマンショック以来の落ち込みだったそうですが、2009年の約20%近くの落ち込みと比較すると、思ったよりも減少幅は小さく、コロナ禍の影響で売上が激減して全く支給されないところもある中で意外という印象もあります。
大幅に減ったことで不満がある人も多いようなのですが、今回の事態を受けて職を失い唯一の収入源自体を失ってしまった人も多いので、特別な収入の減額程度で済んだなら幸運だったと見るべきなのかもしれません。それなのにこれだけ騒がれるところをみると、あまりにこれに頼り過ぎていてマネープランが脆すぎるような感じもします。
額もそれなりに大きいので頼りたいのは分かりますが、それでも本来は業績と連動してというもののはずなので、こういったものは最初からあてにしないのがベストではあります。
毎月「ボーナス」を得られるようにすればよいだけ
では賞与とやらの代わりをどう作ればよいかというと、方法自体は実に単純で、投資で不動産や株式などを持つことにより、家賃や配当などを定期的かつ長期に稼げるようにすればいいだけです。
特別な仕掛けはありません。ただ投資をするために種銭を作り(ある程度のお金を貯めて準備し)、買って使うだけです。
手順についてはたとえばこちら「共働きなら給料以外にさらに年収1,000万円以上増やすことも可能」 でも触れましたが、
最初にしばらくはずっと不動産を買って数を増やし続けて、家賃収入を大きくします。そのあと何かと現金が必要になる年齢に差し掛かる頃に、今度は株式への投資に切り替えて、配当収入を増やしていきます。
不動産は流動性が低い代わりに株式よりも利回りが高く、数を増やすことで大きく収入を増やしていくことができますが、その順序を間違って、不動産ではなく最初に株式を買ってしまうと、「毎月ボーナスを得る」は出来なくなります。
必ず、先に収入自体を増やす必要があります。
先程のエントリーでは、毎月100万円以上の副収入を得ることにより、人生を通して高い給料や昇給やボーナスの支給とは全くの無縁だったとしても全然問題なしという例(方法)を紹介しましたが、同時にこれは突然のクビや病気による給料ゼロ化への非常に強力な対策にもなります。
住宅ローンの繰り上げ返済や消費には使わないほうがいい
そもそもボーナスには頼るべきではないと触れてきましたが、どうせローンをあてにするのであれば、避けるべきことが二つあります。
ひとつは住宅ローンの返済にあてること。もうひとつは消費に使い果たしてしまうことです。
まずひとつめの「住宅ローン返済に充てる」ですが、固定金利を見る限り、住宅ローンというのはかなり金利が低く設定されていて、しかも借りられる期間も長いため、金利の支払いはそれほど大きくはありません。
ならばその返済にあてるつもりだった金額を、投資に向けてそれ以上の利回りで運用できれば、ローン返済も問題なく続けられる上に収入も増やせます。借金が怖いという思いにとりつかれてお金を稼ぐ機会をのがしてしまうと、そのほうが大きな損になります。今にして思えば、継いだ家の建て替えは全額自己資金のローン無しでではなく、わざと全額を借り入れてやるべきでした…。
そしてふたつ目の消費についてですが、せっかくのまとまった資金を消費で無駄にしてしまうのは、あまりに勿体なさすぎます。それに、以前と違い今は終身雇用も保証はされていません。
高給を得ていたとしてもそれがいつまで続くかは分からないので、どうせなら、もらえるうちにそれを有効活用して、投資などでさらに収入を増やす方向で動くほうが、単なる貯金やいい思い出以上に、苦しい時に大きな助けになってくれるんじゃないでしょうか。