新型コロナウイルス対策でテレワークの導入が進む中、ハッカーに攻撃され企業の機密情報や個人情報の漏洩などが急増しているということが、情報セキュリティー会社の解析で分かりました。
通信セキュリティーが万全ではない家庭でのテレビ会議などは、
「猛獣のいるサバンナに丸腰で放り出されたのと同じである」
としている。
Web上の情報保全を手掛けるサイバーディフェンス研究所の担当者は自宅での勤務・学習環境をこう表現する。
「管理体制や社員らに心構えがないまま、コロナで突然働き方だけが変わったため、隙が多い」
と警戒を呼びかける。
テレビ会議を巡っては、アメリカのIT企業である「Zoom」の登録利用者が3月に約2億人まで急増している背景もあり、パスワードのない社内会議に潜入され、内容や社員IDが盗まれる事例も報告されています。
在宅では不審なメールやサイトの警告、アクセス遮断のシステムが働かない企業が多いという。
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターによると、外出自粛が本格化した3月のサイバー攻撃による被害の報告件数は2月から倍増し、2947件に上った。
送り付けたメールから、偽サイトに誘導して個人情報を盗む手口が約7割を占める。
サイバーディフェンス研究所は、
「常に狙われているという意識を持ち、ソフトを最新に保つなどの基本の徹底が被害防止につながる」
と話している。
私の見解としてこうした攻撃に対しては、
仮想の専用回線で通信することや、2段階の認証にすること。
また一定回数、ログインに失敗したらアクセスできないようにするなどの対策が有効かと思います。
常に、自身の行動を振り返り、
安心・安全な行動をしていきたいですね。