雇われて上を目指すのはくたびれ損とと何度か触れてきましたが、実際昨年の意識調査の結果でも働き方改革が施行されて以降、負担が増えたわりには報われないと答えた管理職の人が多かったようです。
一生懸命尽くしてもわりに合わないのであれば、「外」での仕事は給料分しっかり働くに留めてその場をすぐ切り上げて、収入アップは投資をして進めるほうが効率的です。
業務が多岐にわたり負担が大きく
ITmediaビジネスの「日本の管理職が「どれほど激務でも絶対に報われない」残酷なメカニズム」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000031-zdn_mkt-bus_all)よると、働き方改革が進んだ結果、大半の管理職の人の業務内容や量が増えたわりには高い評価も受けられず、健康リスクだけが増えている様子です。
マネージメントではない現場の人たちは、昨年の法案施行によって、少し業務量が減ったという人もいるかと思います。
業務量が減るとともに、残業も許されなくなり、併せて給料も減ってしまったという人も多いかもしれませんが、少なくとも定時に堂々とその場を離れることができるので、マネージメントの人たちよりは少しマシかもしれません。
元となったパーソルの調査結果(https://rc.persol-group.co.jp/news/201910030001.html)も見てみると、職場は確かに働き方改革が進んだものの、その代わりに実に62.1%もの人が自分自身の業務量が増えたと答えています。
それもそのはずで、人事の約4分の1(24%)は、管理職に対して特に何のフォローもしていないとあります。
「早く帰れ」とは言うものの、やらなければならない業務量自体は減りません。でも固定費を増やすと投資家の不興を買うので、なかなか新たに人は雇えません。となると、部下がこなせない分は管理職が背負うことになります。小さなところであれば、代わりに現場に出て穴埋めしている姿を見る時もあります。
部署全体の成績を背負わされているだけでなく、部下の教育をしたり面倒を見たりといった教育をするといった義務を負わされるにもかかわらず、マネージャー職としても手当がついてもそれほど多くはありません。
先程の記事によると、あまりに負担が大きく、疲労やストレスを背負い、睡眠不足なども重なり、健康を害することも多いようです。管理職の人たちの死亡率が他の職業階層よりも高いとあります。
コメント欄をみると、近年は民間企業だけではなく役所などでも、背負わされる責任だけ増えてくたびれ損になるのは御免ということで、仕事ができる人でも管理職になることを避ける傾向にあるようです。
収入を増やすなら
雇われた先でたくさん稼ぐにはそこの管理職になるのがいちばん現実的というか近道で、一昔前まではそうしたポジションがいた頃の憧れだったはずですが、今はこうした負担感から逆にだんだん避けられるものに変わり、成り手をさがすのも難しくなっていきそうです。
管理職に就けば昇給を得ることがありますが、その額も大体月に数万~10万円くらいというところでしょう。ポジションが上がるごとにまた昇給を得られますが、そのぶん責任も増え拘束時間も長くなります。ストレスも増えるので、先程触れたように健康リスクも高まります。
責任を果たせなければクビになり無収入になります。組織を出された後は、自分についていた肩書はお金を生んでくれません。
こうしてみると、マネージメントという職種は総合的にリスクが高くてあまり費用対効果に見合っておらず、それならばそこそこのレベルで目立たず働き続け、投資でもしながら直接自分のためにお金を生んでくれるものを増やしていくほうがより効率的で堅いように思えます。
自分のものであれば人任せにせず積極的に関わり頑張る理由はありますが、 人のもののためにそこまであらゆるリスクを背負うべきものなのかは、よく考えた方が良さそうです。