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ライトコインってどんな通貨?

ビットコイン

ライトコイン(Litecoin)は、2009年のビットコイン誕生に続いて2011年に出てきた、知られている中では最古の仮想通貨の一つです。

歴史があるため、ライトコインのコミュニティは非常に多く、成熟した仮想通貨のユーザが集まっています。
このようなしっかりしたコミュニティを持つ仮想通貨は非常に安定しており、投資先としては理想的でしょう。

ライトコインの成り立ちと特徴

2011年10月にエンジニアのCharlie Lee氏がライトコインをローンチしました。
ビットコインのブロックチェーンを元に設計され、ブロックの処理を2.5分に短縮しています。

Litecoinネットワークで2.5分ごとにブロックを処理するのは、開発者によれば、ビットコインに比してより迅速なトランザクションの確認を行うことができるためとのことです。

元祖仮想通貨のビットコインでは、ブロック作成の時間が約10分かかるため、どうしても送金に10分間程度は待たされます。
ライトコインは、これを解決しようとしたのです。

上記のように2.5分で1ブロック生産されるため、ライトコインのマイニングでは報酬が頻繁にあります。

ただ一回の報酬はビットコインより安いため、市場への共有量、頻度から考えても、ライトコインの価格は永遠にビットコインを超えることはないとも言われます。

言い換えればビットコインより容易にマイニングを楽しめるということです。

ライトコインでは、ライトニング・ネットワークの実験を行っています。
「ライトニング」とは、仮想通貨において少額決済の記録についてブロックチェーン外に保管し、一定期間たまった後は差分がどれだけかを確認してからブロックチェーン記述するという、いわば時間差ログの技術です。
こうすることによって、手数料のコストを減少させ、ネットワークへの不可も低減されます。

加えてライトニング・ネットワークは、後述するアトミックスワップを行うための必須条件です。
アトミックスワップをライトニング上で行うことで、速度的には十分に実用になるスピードが出ます。

すでにアトミックスワップに対応しているライトコインですが、アトミックスワップとは、最近話題になってきた新しいコンセプトで、簡単に言えば仮想通貨取引所を経由せずとも、別の仮想通貨との売買を匿名でできるようにしたシステムです。

知らない者同士が異なるコインを売買取引するとき、持ち逃げなどが起こらない安全な仕組みにしています。
アトミックスワップを利用すれば、いちいち仮想通貨取引所に登録しなくても安全に他者と売買トレードができるようになります。


更に、ライトコインはそのスケーラビリティ問題の解決のため、ライトコインはビットコインより先にセグウイットに対応しました。
約一年ほど前、2017年4月にライトコインの相場が急激に上昇しましたが、それはライトコインがSegWit採用する見通しとの報道がプラス材料とされたためでした。

ちなみに、ライトコインがよく使われているのが中国だったらしく、ある統計によれば、中国政府が国内の仮想通貨取引所を強制的に廃業させる動きを見せるまで、実はライトコインの全取引量の半数は中国で占めていたとのこと。
それはライトコインの開発者が中国人のチャーリー・リー氏だからだと言われています。
自国人が作ったという点が、中国での知名度や人気のポイントになっていたのですね。

ライトコインの今後

さて、そのLTC創始者チャーリー・リー氏が、そろそろ自分は引退するとコメントしたことが話題になっています。
仮想通貨取引所Coinbase元ディレクター、かつライトコイン(Litecion)創設者であるチャーリー・リー氏が2018年4月27日に、インタビューの中で最終的にLitecoinをグローバル分散型仮想通貨に変えていく考えがあると語り、その目標の達成には、自分がいることでどうしても集権化されがちなライトコインの体質を変えるべきで、創設者の自分がここにいないほうが分散化の助けになるなら、ライトコインの中心的メンバーの立場を離れる用意があるとの考えを示しました。

また、ライトコインがデビットカードの決済貨幣として使われるようになりました。すでに2018年の2/28より、LitePayというデビットカードが始まっており、これを使うことで店舗側の手数料負担が大幅に減ると期待されます。

また、同年夏からはLitePalというペイパルのような送金・決済サービスも始まりまっています。仮想通貨を利用した一般経済の中の決済が、ライトコインによって普及していくようです。
さらに、クレカの決済プロバイダーAliantも業務の中にライトコインの導入をすると発表しました。
これからどんどんライトコインを使用した決済が普及しそうです。

ライトコインの相場ですが、2017年12月19日には1LTC=US$375という最高値を記録しましたが、2020年5月現在は1LTC=US$45ドル前後で推移しています。

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