お金持ちには普通の人にない特性や行動がいくつかあるようで、今回はそれに触れたいと思います。単純にそれらを真似すれば彼らと同じようになれるわけではありませんが、これから投資をしたいと考えている人には役に立ちそうです。
無理なく真似できるものばかり
LIMOの「「お金持ちになれない人」に共通する特徴~4人の成功者に聞く」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00016150-toushin-bus_all)に登場する投資家や経営者らによると、①お金を追いかけすぎる、②お金に無頓着すぎる、③手間を面倒くさがる、あるいは④苦手なことを後回しにするような人はお金持ちにはなれないとあります。
①と②は少し矛盾していそうなところもありますが、順にみていくと、
まずお金を追いすぎる人がダメな理由は、理解力がないので少しわかりにくいのですが、必死に追いかけているがゆえにお金に振り向いてもらえないということらしい。惹きつける側になれというのは何となくわかりますが、追いかけないと稼げないとも思うところがあるので、具体的にどうしたらいいのかが分かりません。
ふたつめのお金に無頓着すぎるのがダメというのはそれほど難しくありません。お金を使う時はいつもしっかりコスパを意識して上手に使い、日々ただ普通に生きるのではなく、常に何かビジネスになることはないかと機会をうかがい続けるくらいの貪欲さが必要ということのようで、少し先程の①とは矛盾してそうな所があります。ですが、たしかにそういったものは特に事業を起こす人には必要です。投資家にとってもそういう特性があれば、その事業に携わっている企業などに投資ができるので役に立ちます。
3つめの特性も真似するのは難しくありません。投資や事業でお金を稼ぐためには、まずは手法自体と対象となるもの自体は商品/サービスや市場の動向など、一通り全て調べたり学ぶ必要があり、これにはかなりの時間を要します。この投資家が言う通り、こういった手間を面倒くさがってしまうとお金を稼ぐことはできません。知らないものでお金をもうけるのはほとんど不可能です。やみくもに何でも興味を持てばいいということではないですが、自分の世界を広げるという意味でも必要なことで、学んですぐには役に立たなくても、いつか投資や事業につながるかもしれません。
4つ目としてこれも大事なことで、苦手な/やりたくないことを後回しにするのもダメとあります。これはお金を稼ぐまでには嫌な事はいくつもこなさなければならないわけだから、それらを避けてばかりの人間が稼げるわけがないということのようですが、確かに必要なことはすぐやらないと、好機を逃して稼げなくなります。動かないでそのまま、と言う人は多いですから、そういった中で、得意であろうが不得手であろうがやらなければならないことは思い立ったらすぐやるという癖をつければ、お金は稼ぎやすくなります。
投資をする場合
事業家の場合の優先順位は分かりませんが、投資をする場合にはこれらの「機会をうかがう」「手間を惜しまない」「やるべきと分かったことはすぐにやる」はセットで必要です。
しいて順位をつけるとすればとにかく一番大事なのは手間を惜しまない=面倒くさがらないことでしょうか。面倒くさがらなければ、イヤなこともすぐやるクセは付きます。それに自然とお金になりそうな機会を探すようにもなります。
最初に挙げられていた「お金を追いかけすぎない」というのは感覚的なものなのでやはりどう実行すればよいのか分かりませんが、「機会をうかがう」については不動産や株式など投資対象を探すために必要で、「手間を惜しまない」については資金を投入する前に物件や銘柄について事前に良く知るために絶対必要な事であり、「やるべきと分かったことはすぐにやる」は稼ぐ好機を逃さないために必要です。
どれもそれほど難しいことではなく、大変そうに見えても、実は同じようなことは雇われて働く場合にもやらされていて、ついそれを頑張り過ぎたりします。でも雇われている場合は、その苦労がほとんど他人のものになってしまいますが、それが代わりに必ず自分のものになるのであれば、少しやってみる気になりませんか?