新型コロナウィルス感染症の影響により、不特定多数の方が集まるような飲食店等では、 業況が急激に悪化しています。
そこで、飲食店などの不特定多数の人が利用する施設等を対象に、密閉空間とならないように、
換気能力が高く、同時に建築物の省CO2化促進にも資する高機能換気設備などの高効率機器等の導入を支援すると発表した。
外気と内部から排出する空気の間で熱交換し、室温が保つタイプが対象となります。
冷暖房効果の無駄を防ぎ、省エネや地球温暖化の抑制も同時に行えるといった優れものであり
経済対策の一環として、2020年度補正予算案に関連費用を盛り込んだ。
コロナウイルスは、換気の悪い密閉空間で感染が広がりやすいとされ、飲食店を避ける人が増え、外出自粛などもあり経営が深刻になっています。
このため、環境省は飲食店などへの換気設備導入に乗り出す方針とのこと。
だが、一般的な換気設備の場合、
外気がそのままの温度で室内にはいり、室温を保つためには冬は暖房を、夏は冷房を強く効かせる必要があり
エネルギーの無駄使いを防ぐためには、高機能タイプに対象を絞るとのこと。
具体的には、不特定多数が集まる業務用の施設を対象に、導入費用の2分の1から3分の2を助成する。
費用は1台あたり約50万円で、全国800〜1000カ所の計3000台程度を想定している。
また「ナッジ」と呼ばれる政策手法
(人々が自分自身にとってより良い選択を自発的に取れるように手助けする政策手法)
を活用して、終息後に利用客の動向を検証するとのこと。
例えば、高機能換気設備を導入した飲食店の入り口に、換気が良いことを示すステッカーを貼るなどして、貼っていない店と客の入りを比較するといった方法を検証している。
ステッカーがある店の客入りがいいことが確認できれば、こうしたデータをアピールし
補助金がなくても設備の導入が進むことを目指すとのこと。
緊急事態宣言が1カ月延長し、経営が困難になるお店が益々増えますが
国からの支援や、店ごとの対策を講じ、
乗り切っていけることを願うばかりです。