色々騒がれている布マスク。ここに届くのはもう少し先になりそうです。
ショボいとか面積が小さすぎるなど批判が出ていますが、供給は医療現場向け優先とされていて一般向けには入手しずらい状況なので、他人にうつして回らないためにという意味では、何もないままでいるよりは全然マシです。さすがに不良品は困るので、早く取り換えて送ってもらいたいですが。
自分たちの高額販売については見解が示されていないまま
先週17日(金)の会見で、朝日新聞記者が政府の1世帯当たり2枚の布マスク配布について批判を受けていることについてどう思うかと政府の見解を求めている様子を視聴しましたが、「御社もネット上で布マスクを3,300円(2枚)で販売しておられたと承知しており、そのように需要が十分にある中において」と皮肉られていましたね。
一応調べてみると、手作りのもので洗ってもすぐには劣化しないだけの耐久力もあるので、そのマスクはどうしても原価が高くなるようですが、すでに販売中止としてしまったところを見ると、質が良いからという言い訳は使えるかもしれないけどそれにしても少々マズかったかもという認識はあったのかもしれません。高くても有益なら、それを広めるいい機会にもなったはずです。
手作り布マスクの相場が幾らか周辺の小さな店等を調べて回ったところ、1枚当たり大体300~400円で販売されています。
行政の公式ページなども見てみると例えば港区では(そのほか多くの自治体でもやっていると思いますが)、障碍者施設で普段作っている製品の売り上げが減っていることから、マスク不足解消への貢献も兼ねて手作りの布マスク生産を進めており、1枚350~440円で売られています。質はおそらく前述の泉大津のものには敵わないかもしれませんが価格にだいぶ開きがあります。
この日の報道ステーションではこの場面が映っていなかったような気が。ぼったくるつもりは一切なかったのであれば、それを説明すればよかったのに、先月も「ある意味で痛快な存在かもしれない」の後すぐに謝罪したばかりだったので、これ以上騒がれてはと判断したのでしょうか。
布マスクの扱いにも注意が必要
無いよりは全然いいとは言いましたが、使い捨てのマスクとはちがって、何度も使えるからこそ扱いには注意が必要になるようです。
厚労省のガーゼマスク利用・選択方法によると、衣料用洗剤を使い軽く押し洗いすること、そのあと十分に水道水ですすぎ(*花王のサイトによると、すすぎの前に塩素系漂白剤15mlを水1ℓに溶かして、その中に10分浸すとあります)、自然乾燥させること、洗濯する頻度としては一日一回が望ましく、他の人のマスクと混ぜて洗濯しないこととあります。
ちがう支局では「有益」と見ている
ネット上には先月のような悪質なものはなくなりましたが、いまでもまだ少し高額で販売されているので、とりあえず配布されるものについては、届けば使わせてもらう予定でいます。使う必要がなければ必要な人にあげればいいだけです。同じ新聞社内でも布マスクについてワシントン支局の人は、自分を守る手段としては頼りないので「マスク着用で誤った安心感を持たないことが大切」としながらも、他の人を感染させないためには「つけない選択肢はない」と触れています。
配布に反対する他の集団も、自分たちのお金で別ルートでマスクを調達して寄付するなど実行すれば少しは好感度を上げられたのに、ただ批判をするだけの存在と見られるだけで終わり、ずいぶんもったいないことをしているようにも見えます。