ここでも以前、50歳で何も持たない状態からでもいくつかの収入源を確保して老後に備えることは可能だとしてその手法を紹介しましたが、それは給料の高い安いに拘わらずとにかく50歳以降もどこかで雇ってもらい働き続けられることが大前提になっています。
ですが一昨年~昨年くらいから45歳定年、それどころか40歳以上大量解雇も始まっています。40代でも必要ない存在と見られ始めている中で、50歳以上になり同じ職場に居続けるのは結構難しそうです。
直接的にではないにしても職場で何年も邪魔扱いをされ続けて、心も体も壊してしまう人も多く居ます。
ですから、できれば少しでも若いうちから投資なり自分のビジネスを始めて収入源を増やしていくことが重要です。
結局、もう一人の自分を作るしかない
SPA!の「会社に居場所がない40代が「人生を好転させる」3つの処方箋」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200220-01644312-sspa-soci)によると、40代以降も職場で上手くやっていくためには、年齢へのこだわりを捨ててどの年齢層とも上手くコミュニケーションをとる努力や、強がらず格好つけずに弱みも見せたりして親近感を出すことが大事、とありますが、40~50代になって同じ職場に居続けるとなると、それまで以上に周囲に気を遣いながらやっていかなければならないようです。
もう必要とされていないかもしれないところに居続けるためには仕方がないことですが、気疲れする部分は大きくなります。
記事中では3つ目の処方箋として、会社以外の居場所もつくること=外に出て今いる職場以外に自分が活躍できそうな場があるかどうか探るべきと提案されていますが、つまりこれはずっと同じ職場に居続けることはあまり期待できないことを意味しています。
メンタルの強い人であれば、必要とされていない会社にしがみつくのも一つの方法かもしれません。
ですが、居づらい環境に長く居続けてうつになる人も多くいます。
なので、居づらくなったら給料が落ちても使ってもらえそうなところに移るほうが、長く働き続けられるかもしれません。
元気に働き続けることができれば、50歳からでもここでいつも紹介している方法で、そこそこ幸せな老後と手に入れることは出来ます。
一度体を壊してしまい、投資の資金を作るための仕事もできなくってしまうと、さすがにもう打つ手がありません。
早くから始めると、40歳前後でどうなるか
以前、知人がいくつかの収入源を持つ所まで助けたことがありますが、その人も今は40近くになります。
十数年かけて職場からもらう給料とほぼ同じくらいの規模の収入源を作ったので、今もしクビになってもほとんど困りません。
学校卒業後に地元企業に入ったため元々給料もそれほど高くなく、入社から十数年経った今でも給料はあまり変わらず安いと言うので、ある意味それゆえにクビになっても困らないレベルまで早めに到達できたともいえますが、何にしても、若いうちから始めたからこそ、そこまで到達できたのです。
中小企業に勤めているので幸い今はまだ必要なスタッフとして扱ってくれているようなので、イヤなことをさせられない限りはまだしばらく続けてさらに副収入を増やすつもりのようですが、独身でもあるので、引退してしまうことも可能な状態です。
何より今は、あまり人に気を遣わなくていいのが楽だと言います。
法人ではなく個人で不動産や株式を持っているので家賃や配当などの上がりがあることは勤め先にバレているはずですが、それでも特に何も言われないそうです。法人の定款や事業の資料を提出して副業制限の規定をクリアする手間を掛けたうえに長い間あまり大っぴらにせずに居た身としては、うらやましい限りです。
このように、少しでも若いうちから勤め以外の収入源を作っておくと、外から受ける影響を小さくおさえて生きていくことができます。
機械の進化によって人間の活躍の場も少なくなりつつあるので、皆いつまで働き続けられるかもわかりません。 なるべく早くそして着実に準備を進めていきましょう。