よく日本では、最初につまづいたらそれが一生影響してしまうとか言われてはいますが、そこから上がることはできます。
働く以外にも目を向けることができれば、その可能性はさらに広がります。
少し自分たちの世代の不遇と重なるような印象も受けましたが、プレジデントオンラインの「新卒で大企業に入れなかった人は「ずっと低賃金」なのか」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200204-00032373-president-bus_all)などを見ると、いわゆる「いい勤め先」に入れなかったゆえに将来を悲観する若い人たちがかなり多く居るようですが、今回は自分たちの経験などをもとにアドバイスできればと思います。
中小企業からでも、あとで大手に入れることはできる
一昔前の就職氷河期世代についてはずっと暗い報道ばかりがされてきたため、現在の様子があまり知られてはいないようなのですが、
新卒から10年近くの間は確かに報道の通りひどい境遇にいた人が多く居ましたが、13年以降の景気回復の始まりとともに、
徐々に彼らも転職してもう少し待遇の良い職場に移ったりと、状況は変わっていているようです。
最近になって何とかこの世代を救わなければということで公的機関でも数は少ないながらも正規雇用の枠を用意したりと動き始めましたが、
実はすでに、いい境遇にある人と不遇な人の割合は、世代別で見比べてもあまり他の世代とそう変わらないところまで改善して来ているとも言われています。
自分たちもその中に入り、最初の勤め先は国内の中小企業で3~4年ほど勤めたのちそのまま勤め続けるのがイヤになり1年程度転職活動を続けて何とか外資系企業に入ることができました。
その頃30代でも同じように動いて人ってきた人たちも居たので、探し続ければそれまで学んだことを活かせる職場は確かに見つかります。
最初に入った会社が中小企業であったとしてもその後に大手の会社に入ることは十分に可能です。
働く以外で、上・先にいく方法もある
今まで自分と両親の分だけでなく親族含めて何人かの投資を手伝ったことがあります。
その中には、勤めはずっと変わらず安月給だけど投資からの上がりを増やしつづけて、15年掛けて副収入が給料を追い越したため辞めようと思えばいつでも辞められるところまで辿り着いた人もいます。
貯め始めから最初の一つを買うまでに実に5年掛かっているため合計で掛かった年数は長く掛かってはいますが、
全ての稼ぎを合わせると大企業に勤めている人の給料と変わらず、それでいて大企業で高給を得る人よりも責任やストレスは少なくやれています。
必ず教えた通りやるという条件(そうでなくては完全に時間の無駄なので)で教えて手伝った者としては実際に先を越されらた少し複雑ですが、単身者で自分に掛かるお金は持っている不動産と株式からの上がりで十分にカバーできるので、いつでも引退できる状態です。
このように、一度も転職もせず給料が安いままでも総収入を増やすことは可能です。
冒頭で触れた記事中には、個別株への投資が勧められていますが、これは先に幾つか中古の不動産を買った後からのほうがにした方が良いでしょう。
というのも、個別株の中には年利換算で3~5%の高配当の銘柄もありますが、不動産はまとまった金額と多少の手間が必要になるぶん利回りはもっと高く稼げるため、
最初に戸建てなどの不動産を少なくとも数件持って十分な稼ぎを得られるようにしてから、その後で利回りが落ちる個別株を持って流動性を確保するのでもいいのかなと思います。
順序を逆にして先に株式から始めても良いですが、買い続けてある程度の額に達したら不動産を買うというようにしていかないと、なかなか副収入を増やせません。
45歳定年も始まっている。早ければ40歳以上で整理の対象に
少し悪い言い方にはなりますが、大企業に入れなかった自分の未来は明るくない…と思っている人にとって朗報は、昨年あたりから本格的に始まった「45歳定年」です。
対象年齢は企業ごとにばらつきがありますが、早ければ40歳到達時点で整理の対象になることもあり、大量解雇が始まっています。
実際目にしたケースから傾向を見ると、もちろん年齢も重要な判断基準にはなりますが、それ以上に人件費がいくら掛かっているのかで切られることが多いようです。
高給であればあるほど、責任・ストレスも多くて重く、確実にクビのリスクも高まります。
逆に言えば、それほど給料が高くなければ、コスパが悪くないということで意外と長く継続して雇ってもらえる可能性もあるわけです(もちろん残るためには必要とされるスキルを磨き続ける必要はありますが)。
中小企業に勤め続けていてもできるので、とにかく最初に5~6年間毎月3万円ずつ貯めること。 貯めおわって最初の1つを買えば、見える景色は完全に変わります。