やはり子供には、「いい教育=お学校でするアカデミックなお勉強」を受けさせてやるよりも、お金の教育を受けさせてあげるほうが良さそうです。
「いい学校に入り、いいお仕事につき、いいお給料をもらう」のサイクルが崩壊
いよいよ40歳以上の大量解雇が本格化し、働き方改革によって残業代が稼げなくなり、今年から同一労働同一賃金関連の法が施行されて徐々に正規雇用だけについている各h巣手当てが削られて、長期的には正規雇用でも大幅に給料が落ちるので、今までのような、たくさんお勉強をして「いい学校に入り、いいお仕事につき、いいお給料をもらう」という図式は、将来もう成立しなくなってしまいました。
今の子どもたちならまだ軌道修正が効くかもしれませんが、流れはすでに始まってしまっているので、サラリーマンとして生きる道を進めば幸せになれると信じさせられていた今の大人は大変です。
この先は働いてお金をもらいそれを使う、だけではお金を増やすことはできない上に、世代が変わっても未来永劫ずっと苦しむだけで終わる可能性が高いので、子どもには、お金にお金を稼いでもらう・モノやサービスを売って稼ぐこと等を意識させたいところです。
どうやって学ばせるか
この時期ならではですが、子どもにお金の使い方や稼ぎ方について意識させるいい方法として、例えば幻冬舎GOLD ONLINEの「どうすれば「大学の学費は自分で稼ぐ」と考える子に育つか」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200123-00025196-gonline-bus_all)によると、子どもには小さい頃から正月にもらうお年玉は「すぐ使い果たさないように」と先回りして預かってあげたりせずに、自己責任で全て子どもに持たせ、無駄遣いしないこと・使い果たしてしまったら自分が働いて稼ぐしかないことを理解させる・あるいはこれを元手にもっと増やせないかを考えさせるといった等をさせるべきとあります。
このうち、無駄遣いをしない、無くなったら仕方がないので働いて稼ぐ、については誰でも自分の子どもに教えてあげることはできるはずですが、「お年玉を元手にもっと増やせないかを考えさせる」については、投資や起業の経験がない人には困難です。
全く知らないことを教えるのは難しいことなので、まずは親自身が一度やってみてその体験を教え る+実際に稼いでいるところを見せてやると、子どもにとっても理解しやすくなるでしょう。必ずしも上手くいっているところを見せなければならないわけではありません。なぜやらなけれならないか+仕組みが分かればそでよくて、上手くいかなかった場合はどうやったら次に上手くいきそうかの部分は一緒に考えてもいいかもしれません。自分ならもっとうまく稼げるかもと何かヒントをつかんでくれるかもしれません。
大学進学以外の道に進みたいと言われたら
先程の記事にもあるとおり「勉強を頑張らせて、大学、就職、というコースに乗せれば安心、という時代はとっくに終わって」、サラリーマンの地位が下がり、お勉強を頑張っても将来たくさん稼ぐことはできないので、もし子どもが「自分はこの分野を将来有望と見ているので起業したい」「大学進学ではなくて、この分野に特化したところで学ばせてほしい」と言われたら、ぜひその道に進めさせてあげるべきでしょう。
投資をしたいと言われたら、それもぜひ後押ししてあげるべきでしょう。もちろん無理して全額助けてあげる必要はなくて、出せるだけでよく、「何とか今お前のため出せるだけ出してあげるから、残りはお前も働いて出資をしなさい」という形で支援してあげると良いかと思います。
大学に行かずに高校卒業後にすぐに就職をして働きはじめたとしても、ここでいつも紹介している最初に小さな中古の不動産を数件買ってある程度の年齢になったら今度は高配当の株式も買い…の投資を進めることは可能です。まだ若いうちに雇われて働いて稼ぐ大変さを知り、早い段階でお金にお金を稼いでもらう重要性を学ぶことができれば、その後の人生が豊かなものになってくれる可能性は一気に高まります。