奥様向けの雑誌などで1年で100万円貯めよう的な企画を目にしますが、将来に備えてと言うことであれば、それほど無理をしなくても大丈夫です。
今の段階(+少なくとも貯め始めから最初の10年程度)で年間100万円も貯められなくても、いちどある程度の資産をいくつか積み上げることができたら、それらから上がる配当や家賃だけでも年間100万円以上簡単に貯められます。
いろいろ極限までしぼれば年間100万円は可能かもしれませんが、年齢的に今しかできないことや本当は必要なものも削ることになるかもしれません。
そうすると後で長期的に困ったり後悔したいすることにもなるので、無理ない範囲で、でも確実にムダは削りつつ、毎月3~5万円くらい貯めていくのが良いのかなと思ったりします。
無理なく貯め続けるには
時々見るLIMOにも「「1年で100万円貯金」は意外とむずかしい…今年こそ!達成するための3ステップ」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00015524-toushin-life)といった年間100万円貯金にチャレンジしてみよう的な記事もありますが、プレジデントやマネーポストのような細かい家計診断がないので具体的にどの支出をどれくらい削ればよいかが示されていませんが、
家族がいると意外とお金がどうしても掛かる部分はあるので、働いて得る給料しかない中で年間にそれだけ貯めようとすると家族にかなりのガマンを強いることにはなるので、全員を納得させて長期間その方向で動かすのも結構大変です。
昨年騒がれた老後2,000万円問題を耳にして、アセり始めた人もいるかもしれませんが、例えば今の仕事場があまりにブラックで1年以内にでも抜け出さなければという状況とかでなければ、あまり無理をし過ぎないほうが揉めずに済み、長く貯め続けていくこともできます。
ひとつでも貯めるための装置を手に入れるとものの見え方が変わる
まだ給料一本しかない状態で月平均で9万円弱も貯めようとするのは、例えばこちらの25歳の女性(【1年で100万円貯金】お金を貯めたい人必見!しっかりちゃっかりお金が貯まっていくマイルール?読者の実例をご紹介♪」 (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200124-00010008-withonline-life) )のように、独身で実家暮らしといった状況でなければ難しいと思います。
加えて、今は普通に働いていても給料はなかなか上がらないので、貯めるスピードも加速できません。
そこそこ色々楽しみながらお金を貯めようとすると、毎月3~5万円程度貯めていくのが現実的なラインじゃないでしょうか。平均的な給料であれば毎月5万円よけるのもかなりキツいかもしれませんが、とりあえず毎月3万円以上として何とかこの額には近づけたいところです。毎月3万円なら6年少々、毎月5万円なら3年ほどで、どこかに最初の不動産(*最初に株式で持ち続けるのは利回りが低すぎるのでダメ)を持つことが可能です。
買った資産から副収入として毎月数万円の上がりを得るようになると、景色が全く変わります。
そのまま続けている毎月の貯金に副収入が加わると、お金を貯められるスピードが一気に加速し、最初の半分のスピードで2つ目を買えるので、そこからの上がりも合わせると、毎月の貯金額は10万円を超えます。
生身の自分自身の稼ぎから回す額は、元々決めた毎月3~5万円さえ継続して回せればそれで十分で、この間にもし自分の給料が全く増えないとしても実現可能なので全く問題はありません。
なかなか始めるのも難しい貯金の癖はできれば続けたほうがいいので少しもったいないですが、3つ目の資産を持った後は、自分の稼ぎをフルに使いきることだって可能です。
このように、お金を貯めるには、お金を生んでくれるものを増やすのが一番早いので、「毎年100万円貯める」ことだけに満足したりこだわるのではなく、まずは稼いでくれる資産を一つ持つことを目指していきましょう。