子供には将来のために早めにIQが高くなる教育してあげよう系の記事を目にすると、いつも思うのですが、そういったことは将来誰かに雇われるためには大事なのかもしれませんが、投資をしてお金を稼ぐ分には自身がそこまで優秀である必要はありません。もちろん極端にバカでは困りますが、普通程度で十分です。
雇われるためには自分自身が優秀でなければならないけれど
おそらく「自分が働く」だけを前提にとは思いますが、たとえばこちらの「早期に”脳を育てる”教育は本当に効果があるか」(https://president.jp/articles/-/31280)でも、IQが高い=学業が優秀で給料が高い、と科学者が統計を分析した結果が出ており上出ており、実際にそういう人にはよく会うので、間違いではなさそうです。
働くことだけを前提にと言ったのは、たぶん投資家だけを対象に調査を行ったとしたら、ちがう結果が出る可能性が高いからです。学校のお勉強を頑張りそれを誇りにしている人にとっては少し残酷ですが、投資の世界ではアカデミックな優秀さはほとんど役に立たず、どんなにいい学校へ行ってたくさん勉強していいお仕事に就けたとしても、投資について学んだことがなければ簡単に失敗してお金を失ってしまいます。
単純にIQが高かったとしても、またはたくさんお金をつぎ込んで学力を強化したとしても、もしくは今まで雇われとして素晴らしい働きをして実績を積み上げてきたとしても、投資の成績は良くなりません。
投資でお金を稼ぐ場合、自分が実際に動き回るわけではないため、それほど頭がいい存在である必要がありません。実際に、学歴は普通の社長さん+学歴が良くとても賢い右腕的な存在という組み合わせにはよくお会いします。それぞれ、何にお金を注ぎ込めば儲かりそうか考える・決める人+実現を助ける人、と役割がちがうだけなので問題はありません。
これは体力面に関しても同じことが言えて、長く幸せにいきるために健康を保つための適度の運動は必要ですが、投資をする人は例えば自分が実際に重いものを扱うわけではないので、必要以上に筋肉をつけてもあまり意味がありません。体が頑丈な強い人を見つける、必要なときにその人に仕事をお願いする、等ができれば十分です。
不得手なことを無理に自分でやれるようになろうとするとかなりの時間が掛かりますし、結局出来ずじまいでお金も時間も無駄になることがあります。
優秀な人を探し仕事を頼めれば十分
それならば、自信が優秀になることを目指すよりも、最初から自分よりもその分野に関して優秀な人にやってもらうほうが、無理に何でも自分でやろうとするよりも安く速くできるわけです。
プロに任せている間に、並行して自分は得意な部分あるいは先のことを進めたりすればいいのです。
どうやったらその分野で頭のいい人を探してその部分の仕事を依頼できるか、といったことを学ぶほうが効率的で稼ぎを増やす近道だったりします。
ですが、なにも勉強するなということではなくて、
元々色々なことに興味があって、なにか新しいビジネス的なチャンスを見つけるためにとりあえず自分でも学んでみたい、ということであれば、それは大いにやってみるべきです。