先日もこちらの「手取り20万円で毎月いくら貯金できるか? 働く女子のお金のトリセツ」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00010001-telling-life)のように、まだ社会に出たてで給料もそれほど多くない20代の女性がFPに相談を寄せていましたが、将来お金の心配をしなくて済むようにするには最初に何をしたらいいのかと迷う方は多いようなので、今回もまたそういった方向けに自分なりのアドバイスをしたいと思います。
毎月幾らくらい貯めるのがよいか
記事中で相談者の女性は、将来に備えて毎月どれくらい貯金すればよいかとの質問を寄せていましたが、金額としては、毎月少なくとも2万円、できれば毎月3万円貯めたいところです。手取り20万だと貯金はキツい…という方もいるかもしれませんが、去年も話題になった通り手取り14~15万円で暮らしている人もいるし、ホリエモンも言う通り都会でなければその収入でも十分に色々適度に楽しみながら暮らせますから、毎月2~3万円は何とか拠出できるはずです。
毎月3万円だと6年で200万円ほど貯まるので、それだけの額があれば地方の中古の戸建てなど、小さな不動産を一つ持つことができます。その戸建てに軽くリフォームを施して入居者が付けば、毎月4~5万円程度入ってきますから、
今度はその家賃の上がり4~5万円を貯めて+毎月3万円の貯金を続けることにより、2年~2年半くらいで次の不動産を買います。
そしてまた同じように軽いリフォームを施して入居者を付けてその物件からも毎月4~5万円の家賃を稼ぎ、最初の1件目の家賃の上がりと毎月3万円の貯金を継続することにより、今度は前よりももっと早く約1年半程度で3件目の不動産を買い…と繰り返します。
ここまで約10年ほど掛かりますが、働きながら色々忙しくやっていると10年など長いように思えて割とあっという間に過ぎてしまいます。
不動産を3件持つようになれば、既に最初の頃の自分の年収の半分以上を稼いでくれるでしょうから、毎月3万円の貯金は止めて、少し自分にお金を使ってもいいでしょう。
それ以降の投資用の資金は不動産の上がりから賄えるので、それを使って今度は高配当の株式の銘柄を幾つか買ってもいいかもしれません。株式も併せて少し持っておくと何かの時のための流動性を確保できるだけでなく、幾つかの銘柄を持つことを通してそれらの業界について詳しく知るきっかけにもなってくれます。
新たな分野について学んで世界が広がれば、また別に新たな投資を始められるかもしれません。
将来のために少しよけて若い頃から始めるだけで、後の人生が大きく変わる
若い頃にしかできないこともありますが、人生は長くて30代からでも楽しめることはたくさんあります。
稼いだ分だけ使ってしまう、もしくは「働く」だけを頑張り過ぎると、後々の人生がキツいものになるので、20代はちょうど色々とハデに遊びたい時期ではありますが、稼いだお金の中からほんの少しだけ将来への投資に回すことによって、残りの長い人生がとても豊かなものになってくれます。