給与体系はわりと年功的な性格が強いので、今でも割と低めだろうと思ったらやっぱりその通りで、LIMOに20代独身の人の手取り年収は約200万円程度と出ていました(「令和の20代のお財布事情…年間手取り収入は200万円、貯蓄は?」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-00015374-toushin-bus_all))。
自分が社会に出たての頃のそんなものだったので、若いときはこういうものなんだろうなとは思う一方で、初任給が以前とあまり変わらないところを見ると確かにあまりこの国が経済成長してこなかったのがよく分かります。
記事によると、20代独身の人の本当の平均的な収入の額(手取りで)は約200万円と少な目ではありますが、それでも毎月約3万円近くは将来に備えてちゃんと貯めているようで、これは本当に感心です。
ただ約半数近くは全然貯めていないという人もいるようなので、若い=パーっと使っているイメージ通りの部分もあって、さすがに全くゼロだと副収入を増やすことができないので少し心配な部分もあります。
なぜ出たての頃にある程度貯めたほうがいいのか?
この手取りの額だけを見る限りでは、コメント欄にもありましたが大体平均的な額なので、収入としては特に低いわけではないのでガッカリする必要は無さそうです。
ですが、以前とちがい今はわりと仕事内容がずっと同じままであれば何年働いても給料は変わらないというようになりつつあるので、「ここで頑張り続ければ、いつかは暮らしが良くなる」と期待ができません。
実際に少し歳を取ってからも20代の時の生活の苦しさは変わらず、お金がないので家族を持ったり人生を楽しんだりする余裕はほとんどなく…という人も多く見てきました。
働いて得る給料の額がほとんど増えないのであれば、自分で副業をしてさらに働くか、投資をして別の収入源を増やす等するしかありません。
副業(ダブルワーク)はキツくて収入を大きくは増やしにくいながらも時間を確保すれば何とかすぐ始められるかもしれませんが、投資を始めるにはもちろん少額からも可能ですが、ある程度の額の家賃や配当の上がりが入った!と実感を得るには100~200万円近くの資金が必要になります。
もし給料が変わらなくても
例えば、給料は全く増えないものと仮定して、投資で収入を増やしていく場合、
最初に中古の戸建てなどの不動産を購入して家賃を得るとすると、働き始めてから約5年程度掛けて資金を貯めることになります。最初の物件を買って家賃を得られたら、毎月の貯金も続け家賃も合わせて貯め続け、今度は最初の半分の期間で次の物件が購入できます。その後も今度は毎月の貯蓄を続けて2件の不動産からの家賃も貯め続けて最初の3倍のスピードで、不動産もしくは高配当の株式を買い…と、30代初めくらいには2~3件の不動産や高配当の株式からの上がりで、元々の給料の半分以上を稼げているはずです。
その後も一つ二つほど家賃や配当の上がりを増やしていけば、元々の自分の給料とほぼ変わらないくらいの副収入を得られているでしょう。
このように、最初の投資がその後の総収入の額を大きく増やすきっかけになってくれるので、若い時に収入が少なくてもある程度の資金を貯めることがいかに大事かが分かるかと思います。
最初の五年程度は「つまらない」かもしれませんが、それがその後の人生を豊かなものにしてくれますし、もし貯めずにずっと働き続けなければならない苦しみに比べたら、最初の数年の大変さなど安いはずです。しかも人生は長いので30代からでもまだまだ色々楽しむことができます。
なので、社会に出てからの最初の数年間はお金は大事に使い毎月3万円程度でもよいので投資用にしっかり避けておくことをおすすめします。