ロスジェネ世代は不遇の世代といわれていますが、活躍している人も多くホリエモンや前澤氏も年齢だけでいうとこの世代に入ると思います。Newsweekの「40代ロスジェネの年収は10年前のバブル世代より50万円も低い(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191225-00010001-newsweek-int)」によると、20代で年収が20~30万円ほど、40代にもなるとバブル世代と比較して年収にして50万円ほど低い、とあり、年収だけを比較すると確かにロスジェネ世代は不遇ですが、過去を見れば、数十年前にはオイルショック時に就職しなければならなかった世代などもあり、一概にロスジェネ世代だけが不遇とは言えないような気も…
他の世代は実際どうなのか
バブル世代もバブル世代で、45歳定年が定着しつつある中、年齢も高めで給料が少し高く数も多すぎるので、多くの企業で人員整理の対象になって解雇されているため、彼らも決して恵まわているわけではありません。50歳を過ぎてから職場を出されても次に行くところがありません。普通にやってきたつもりなのに、いきなり出されれば、世の中に裏切られたと感じるでしょうが、つまりは「時代が良かった」といわれる世代であっても、それが長続きせず、いつでも不遇になりえるわけです。
一方でもっと若い世代の人たちはというと、労働人口が減り人手不足で就職先がたくさんあってロスジェネ世代よりもはるかに恵まれているとはいっても、彼らも彼らで昔ながらの勉強をしてきただけでは企業に中々取ってもらえず、就職できなくなってきています。とりあえず誰でもいいから取ってみるか的に入れてもらい就職できたとしても、結局合わずもしくはついていけずに離職し、次の職場からは非正規のままという人もよく見ます。
当のロスジェネ世代はロスジェネ世代で、就職先があったとしてもどこも非正規雇用で、頼れるものも何もない中で、結局それならば自分で何かを始めるのが一番チャンスが大きいということで、自分でビジネスを始めて上手くいった人が多くいるようにも感じます。
このように、どの世代でもいい思いをしたところもあり恵まれない部分もあり、一概に、○○世代だから幸運/不幸、とは言いにくい部分があります。
経済情勢を嘆くよりも自分の資産を積み上げるほうが効率的
冒頭の記事中には、ロスジェネ世代とバブル世代の間には20年くらいの単位でみれば1,000万円以上の差がつくとありますが、先程も触れたように、バブル世代も少し前の世代と比べてクビリスクがかなり高くなっているので、この差はほとんど意味のないものになるかもしれません。というのも、彼らも彼らで多く貰っていたからといって、その分多く貯めているわけではありません。
しかも差があるとはいっても、年に数十万円程度。月額にして数万円くらいですから、ほんの少しの副収入があれば簡単に埋まります。
毎月数万円を貯金し、200万円程度たまれば中古の不動産を買い、今度は毎月の貯金と上がってくる家賃で、今までの倍のスピードで次の物件を買い、そのあとは毎月の貯金継続と2件の物件からの家賃を貯めてまた3件目の不動産を買い…もしくは高配当の銘柄の下部手記を買ってもいいし、と収入源を増やし続ければよいのです。
このように、収入源を増やし続ければ、差が埋まるどころか、職場からもらっている給料さえも超えてしまうので、世代間の収入差なんてほとんど意味がなくどうでもいいものでしかありません。
投資はどの世代でもいつでも始められるので、自分の世代の不遇を嘆くよりも実際に行動を起こして変えてしまうことをお勧めします。