以前、日本の大学は、雇われとして必要なことを教え切れていないので、どうせお金をつぎ込むなら英語圏の大学がおすすめと触れたことがあるかもしれませんが、どうらや、日本の教育よりは雇われとして備えるべきことを教えてくれるだろうと思っていたら、米国の大学でも状況は似たような感じのようで、新卒の就職率は下がり、奨学金の返済に苦しむ学生が多くいるようです(「悪化する米国の新卒失業率 その責任は大学に」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191214-00031165-forbes-bus_all&p=2))。
大学の役割とは?
もともと大学の存在意義は学術的なことを深く研究することにあるので、ビジネスマン養成を課すべきなのかという点は、昔から議論になっていたかと思いますが、うろ覚えながら確かアメリカも大戦後すぐあたりは大学では深い学術的なことよりも実用的なことを主体に教えていた時期があったような気がします。
その後ソ連が先に人工衛星を打ち上げたのを見て仰天し(スプートニク・ショック)、すぐにお金にならないような科学的な研究であってもやっぱりそれを疎かにしてはならない、ということで学術的な研究にも力を入れるように方向転換したと思います。
冷戦終結後にはまたビジネス的な学科が増えて、それが雇用や経済発展を助けていた面があり、近年はわりと最先端を行っていたイメージがあったのですが…
そうなると大学に行く意味はあるのか
このように現状ではアメリカでも大学を出ても就職先が見つからない、あったとしても望むものではない、となると、そもそも無理をしてまで大学に行くべきなのかという疑問が浮かび上ります。
科学的で専門性の高いことをやるには大学などに行くのが良いかもしれませんが、例えばプログラミングを学んだり、文系のことを何か学ぶのであれば、大体ネット上で済ませることができるので、無理して大学を目指す必要も無さそうです。
昔ほど「投資効率」が良くないのであれば、そんな役に立たないことに大金を使い借金を背負うくらいなら、最初から大学に行かないという選択肢も十分に有りかと思います。
お勉強で学歴を積むことを目指すよりも、資産運用を頑張るべき
これも以前触れたと思いますが、大卒でも年収300万円台でもごく普通で当たり前のように見られ、非正規であればそれが200万円台、アルバイトなら100万円台~となった今、大学に行っていようがいまいが、年収はそれほど大差ない状況にもなりつつあるので、学歴で他の人と差を付けようとするよりも、稼ぐものを持っている持っていないの部分で頑張る方が、明確な差が見えるので、やりがいがあるかもしれません。