ファッション誌なので結婚についてもハデ好きなのかと変な偏見のようなものがあったのですが、読者の結婚観がわりと堅実で感心しました。CamCamのオンライン記事「意外!「年収700万で貯金ゼロVS年収300万で貯金あり」付き合うならどっち?【究極の選択】」(https://cancam.jp/archives/658471))によると、仮に年収700万円で金遣いの荒い男性と年収300万円の堅実な男性の二人であればどちらを結婚相手に選ぶかという質問に対し、実に7割以上の女性が年収300万円の堅実な男性を選んだとあります。
その理由も、浪費癖は治らない・稼いでも出るものが多ければ意味がない、等もっともなものばかりですが、ファッション誌なので結婚観についても「派手好き」なのかと勝手に思っていたのですが、とんでもない偏見で意外にもちゃんと現実的に考えているようで、認識不足については反省です。
年収700万円の男性に対しては、付き合うだけなら確かにお金がある方が楽しいけど、浪費癖があると結婚相手としては見てもらえないようです。男性にタカる気がないところは本当に感心で、お金が足りない部分は自身が働いて補えばいい、くらいの心構えもちゃんと持っていそうです。
一部では高年収の男性を選ぶ人も
前述のとおり大部分の女性が年収300万円の堅い男性を選ぶ一方で、年収700万円稼ぐ男性を選ぶ女性もおり、彼女たちに言わせると、「今から貯金させればいい」「自分がお金の管理をすればいい」とありますが、実際にはそう簡単にはいかなさそうではあります。
今は共働きが主流になりつつあるので、男性もそんなに簡単に全ての稼ぎを渡さないでしょうし、記事中のコメントにもある通りどんなに言い聞かせても浪費癖はなかなか治らないと思います。夫婦間ではお金がある方がモメごとが少なくて済むとは言われていますが、年収が高い分、自分のやりたいことが優先になり、あまり女性がやりたいことには協力的でない可能性もあります。たくさん稼いでも出る金も多いなら、最初から稼ぎ自体が少なくても同じようなものなので、無理してそういう男性を選ぶ必要は無さそうです。
最近ではwithなどの別のファッション誌でも競争率の高い高年収の男性を探すよりも、有望な「平均的な稼ぎの男性」を見逃すなとあります(『あなたならどちらを選ぶ? 年収1000万円よりも年収400万円の男性をおススメする理由』婚活アドバイザー、植草美幸(第45回)(https://withonline.jp/love/konkatsu-jyoshi/BuH1C?page=3))。お互い協力しあいながらやっていける関係のほうが幸せになれるかもしれません。