「理想の相手」は今も昔もそれほど変わらず望む相手と結ばれるのは年々難しくなっている中で、一昔前の主に男性が稼ぎ女性が付き従うような形に変わる新しい夫婦も少し出始めている感もあります。
もっと当たり前になってもよいのではと思いますが、男性も女性もこうあるべきという風潮や価値観は根強く残っているので、一般的といえるようになるまでにはまだ時間が掛かりそうです。
「普通」は贅沢
少し悲惨すぎるので多少脚色されている部分もあるかと思いますが、SPA!には度々婚活疲れする女性が登場して、
今どき年収400万円以上稼ぐ男性を結婚相手として求めるのも贅沢なことで、「自分が稼いで年収が低い男を選択肢に入れるのが現実的」(「婚活難民の40代女性。“年収400万の普通の男性”でも高望みという現実」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191201-01614242-sspa-soci))とあります。
こういう女性の側からすれば養われたいという願いが叶わず受け入れがたい部分があるかもしれませんが、現実的に見てあまり選択肢はなさそうです。
以前ここでも触れましたが、年収400万円あれば世帯としては世の中全体の50%以内には入れるため、一人200万円づつ稼げば十分達成可能な額かなとは思います。
これまで婚活に1,000万円以上も注ぎ込んだとあり、結果論にはなってしまいますが、手元に残らないことに使ってしまったのは非常にもったいなく、これだけの額を中古の戸建てや個別株などの投資に使っていれば、十分に余裕をもって一人で生きていくこともできたのではと思ったりもします。
男女逆転もありでは
一方で男性の側はどうなのかというと、これもどこまでが本当かは全くわかりませんが、40代半ばの低年収フリーターの男性でも10歳以上年下の彼女に養ってもらっている例もあるようで(「年収80万円の43歳に10歳年下の彼女がいる理由。生活費も全部出してもらって同棲中」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191201-01624225-sspa-soci))、
ちと怪しげな通販チックな写真と共に男性は自身でもヒモのようなものと言ってしまっていますが、決してそんなことはなく、養ってもらうなりに家事全般はこなしているので、コメント欄にもありましたがこれをヒモと言ってしまったら世の中の専業主婦/主夫をバカにしているようなものです。
単純に従来型のサラリーマン専業主婦世帯が男女逆転しているだけなので、これも一つのバランスが取れた形として見るべきでしょう。
男女平等の世の中である以上、女性の側は養われる権利を捨てて、男性の側は稼ぎが減った分家事をやる義務を負い、でバランスを取らないと結婚市場での需給ギャップは埋まらないのかもしれません。