年末なので少ないかなと思いきや、わりと暖かったので熱海では今日も海岸沿いには多くの人が出歩いていました。ここでの暮らし方はまだ色々模索中なので、ちょうど日本マイクロソフト元社長の成田眞さんの「金になる人」を読み途中ですが、新刊のキャンペーンか何かでたまたま東洋経済に寄稿している記事があったため、その内容を検証してみたいと思います。
悩むことによる時間とお金と脳みその無駄遣いを防ぐ
成田さんによると、服にしても食事にしても、何か定番を作ってしまえば、単に贅沢することによる浪費を防げるだけではなく、そういったものを選ぶことに脳みそのリソースの無駄遣いすることを防いで、他のことに自分の時間を回せるとあります(「一流経営者が「服と食事」にこうも無頓着な理由」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191202-00316330-toyo-bus_all))。
服選びや食事選びを捨てて節約した時間をどう使うべきかという具体的なアドバイスもほしかったところですが、時間にしても意思決定力にしてもどちらも貴重なリソースであることは確かです。
ファッションや食へのこだわりがないのであれば
おしゃれが好きな人にとっては、いつも何を着るかを選ぶのは苦にならないどころか至福のひと時かもしれませんが、ファッションにそれほど拘りがない人にとっては服選びは時間泥棒的なものでしかないので、機能的で大体同じようなものをいくつか持って「定番」にしてしまえば、確かに選ぶという無駄な時間を減らせます。
食事についても成田さんは著書で確か贅沢なものよりごく普通のレバニラ炒めが好きとか言ってましたが、それほど食い道楽でない人にとっては、シンプルで好きな定番メニューがいくつかあれば、あれこれ悩む時間を節約できます。さすがに記事中にあるようなマック飯ばかりでは不健康になりそうで、あまり宜しくはないと思うのである程度健康を考えて、できるだけ普段は質素にという部分は賛成です。
結局のところ、お金を使いまくっても
幸せとか満足感などを数値化して比較したりするのはとても難しいですが、結局のところ、服装や食事で贅沢をしたとしても、その日の終わりに冷静になって考えると、べつに「ほとんど自分自身は何も変わっていないことに気づく」とあるとおりで、贅沢した分に比例した格好良さもしくは満腹感を得られるというものでもありません。人より2~3倍のお金を使っても、2~3倍ぶん格好良くなれるわけではないし、同じ食事量であれば価格差で2~3倍満腹になれるとかいうものでもありません。
食べるのが好き・おしゃれが好き、という人であれば、無理にそれをやめる必要は全くありませんが、特にこだわりがないという人であれば、人の目はあまり気にせず定番で済ませるのが一番効率がいいかもしれません。
意思決定もひとつの大事な資産、と何かで読んだか聞いたような記憶がありますが、本当は自分にとってそれほど大事ではないものを選ぶのに脳みその力を無駄遣いするよりも、本当にやりたいことに決断力を向けたほうが、それがもっと上手くいくような気がします。