本当は投資の種銭の作り方のアドバイス用に何かいい例はないかと探している中で見つけたものなのですが「貯金800万円、年収350万円でも貯められた!「貯まる人」は何が上手なのか?」(https://www.excite.co.jp/news/article/Toushin_10657/)という記事中の考え方は、サイト運営にも生かせます。サイトを育てるにはある程度の時間が必要なのですが、それでもただ単純に「今までせっかく頑張って続けてきたのだから…」と、本当はあまり収益が上がる見込みものないのにズルズル続けてしまうとを資金をさらに失ってしまいます。損失を最小限に抑えるためにも損切りは大事です。
見切りをつける
冒頭で紹介した記事中に登場する女性たちの家計のやりくりはとてもうまく、年収はわりと平均的ながらまとまった額を貯めることができていますが、その背景にはとても合理的な「埋没費用効果(sunk cost effect)に左右されない」という徹底した考えがあって、例えば習い事や恋愛にしても、それが本当に将来自分の助けになるのだろうか、合わない彼と本当に未来があるのか・その先の損失を考えてわかれる、など早めに手を打って損を最小限に留めています。
外注で構築している場合
更新頻度が低くてもOKなジャンルで、ほとんどのコンテンツを自分で制作している場合は、あまり損切りとか考える必要はないと思います。ですが、デザインや追加記事のほとんどを外注している場合は、それを本当に回収することができて、その先も収益を上げ続けることができるかどうかを厳しく見なければなりません。
例えば先日触れた金融系のサイトの場合は、追加の記事代を何とか払える程度の成約はあるので何とかなりそうなのですが、完全にダメそうなサイトもあります。記事とデザインを合わせるとそれなりの額になるので、更新・運営をあきらめてしまうとそれが全部損になるわけですが、そこでもったいないからと記事追加を続けてしまうと、最終的には損失がさらに大きなものになってしまいます。流れが変わってそのジャンルに人が集まりそうであれば続ける意味もありそうですが、あまり見込みがなさそうであれば、いったんはそこで切るほうがそれ以上の損失は防げます。
正直ちょっと悔しいですが、記事中の彼女たちを見習い、今年の末で(12月までは執筆発注しているので)結局収益を上げられなかったサイトは更新せず一旦放置する予定でいます。
浮いた費用はまだレビューを追加して売り上げを伸ばせそうなジャンルに振り分けたほうが良さそうです。
webサイトのデータは自分のもとに残るので
損は損で悔しさは残りますが、長期的に見ればあのとき止めてよかったと思えることを信じるしかありません。また、外注で制作してもらったコンテンツは自分のもとに残っていて、ものによっては再構成・再利用して、同じジャンルでもういちどチャレンジすることも可能です。
もともと、ある程度の数は制作してみて試してみるしかない部分はある事業なので、ダメだったものは割り切って学んでいくしかありませんね…。