いまだにこんな人たち多く居るんだな…とか思いますが、むかし企業は「社会の公器」とか言われていたため、仕事ができない人もしくはあまり働かない人でも職場に長く留まることができました。ですが、今は国際競争も激しくなり、いつまでもそういった救済的な雇用を続けていると会社自体が成長できず、生き残れなくなってしまいます。自分が生きていくために会社に面倒を見てもらいたい気持ちは分かりますが、それは若い人たちに犠牲を強いることになるので、ここ最近になって大企業が相次いで彼らを放り出し始めているのは仕方がない面があります。
働かないおじさん増殖の背景
日本の労働人口自体は毎年少しずつ減少している中で、45~54歳の労働者は1,567万人もいるそうで、労働人口の実に4割も占めているそうです。ですがこの年齢層の人たちの中にお荷物となっている社員が多いため、若い人たちからはかなり厳しい目が向けられています。「職場にいる「働かないおじさん」たち 大手企業の若手社員が赤裸々告白」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191007-00000002-moneypost-bus_all)という記事に「働かないおじさん」が数種類出ていましたので、どのようなタイプがいるか順にみていきましょう。
ほとんど何にも働かない人
記事では最初に、本当に典型的で分かりやすい、一日中ほとんど働かないおじさんが登場します。おそらくは使えなさすぎて他部署から移ってきたであろう人ですが、いつも無気力で何の仕事を与えられたのかすらも分からないほど何もせず、PCも使えずで役に立ちません。若い人たちからすれば、自分たちが彼らを食べさせているようなもので、見ているだけで腹が立つのも当然でしょう。
自分が全てやったように見せるおじさん
続いて、システムインテグレーション会社で若い人に細かい作業をすべてやらせて手柄も報償も全て自分のものにしてしまうズルいおじさんが登場しますが、こういった人も「要らない人」と思われても仕方ありません。譲って下準備をすべてやらせるは許すとしても、チームの成果を分け与えない・仲間に感謝しない等は部下にしてみれば許せない部分です。チームプレイとは言えないので、発覚まで時間は掛かるかもしれませんが、組織に要らない人と見られるでしょう。
よくサボるおじさん
最後に外回りの営業マンのおじさんが登場しますが、彼は架空のアポを並べ立て、外で喫茶店でスマホゲームに勤しんだりと、典型的なサボり屋さんのようで、売上を出してはいないでしょうから結局はお荷物ということになります。
企業が若返りを図るのは当然
おそらく何か特定の作業を任されていてそれを一生懸命頑張っているのにそれでも上手くいかず、というおじさんなら職場に居たとしても、若い人たちもまだそこまで悪くは言わないのでしょう。
ですが上記の3タイプは分かりやすいタイプの故意に働かないほぼ確信犯のおじさんたちなので、許してはもらえなさそうです。こうした人たちを残しておくと会社に対する市場からの評価も下がり、ちゃんとした若い働き手も腐らせて業績に影響が出てしまうので、昨年から加速したおじさん一掃の動きは今後も続くものと思われます。