今年6月にサークルKサンクスのURLがオークションに掛けられて、同月18日に6千万3百円で落札されましたが、あれから数か月が経ち、その後ドメインがどうなったのか気になって調べてみました。跡地からリダイレクトしてどこかに飛ばされるかなと思っていたのですが、まだどことも繋がっていないようです。
ドメインが売り出された背景
サークルKサンクスは2018年11月末に営業を終えてファミリーマートに統合されてホームページの運営もすべて終了していますが、その後もサークルKサンクスのページからファミマのページに飛んでもらうようにするなど、まだ何か使い道はあったんじゃないかなとか思うのですが、ファミマにとってはあまり価値がなかったのか(?)、5月の更新猶予の期間が過ぎて、お名前.comに出品されることになったようです。
出品されたこのドメインですが、4973ものリンクが貼られていて、ドメインオーソリティー(検索エンジンからの評価)は49と高いのですが、ブランド価値と信用もあるため6,000万円もの値段が付いたようですが、落札者の方は、いったいこれをどう使うのでしょうか…
打ってみたらどこにリダイレクトされるかなと楽しみにしていたのですが(悪用されていないことを祈りつつ)、まだ跡地には何が入ったか公表されていないようです。
あわててファミマが買い戻してSEO対策にでも使うのであれば、既に使用しているはずなので全く関係のない方が購入したんでしょうか。
今年三月に一つドメインオーソリティー35のドメインを同じようにここで15,000円で競り落としたのですが、それと同じ状態のままだったので少しがっかりです。
とりあえずまだ悪事に使っていたりはしないようなので良かったです。
億単位で落札されたドメインも
今回のサークルKサンクスの中古ドメインも高額ですが、過去の事例について調べてみたところ、それこそお名前.comなどを持つGMO自体も2014年には8億円もかけて、「z.com」を取得したとあります(「サークルKサンクスのURLが6000万円で落札された裏事情」(https://media.moneyforward.com/articles/3207))。
こういった1文字のドメインは世界に6つしかないらしく?、誰からでも覚えやすく簡単に入力できるため集客には強いので、そう考えるとこの価格は納得です。
ついでにGMOが取得したz.comも見に行ってみると、
ワンストップでweb制作ができるサービスのようです。月額も安いですし使いやすそうです。.comなので、世界展開用に取得したのですね。
落札者はこれをどう使うのか?
それにしても6,000万円も出してこのドメインを何に使うのでしょうか…。まさかファミマの担当者さんが更新し忘れていただけなんてことはないと思うのですが、ブランド価値のある中古ドメインは、アダルト系サイトに誘導したりフィッシング詐欺系など悪用されたりすることもあるようなので、そのようなことに使われないことを祈っています。