合間を縫っての形なので滞在時間わずか3時間でしたが、台風後の町の様子なども気になっていた仙台の視察に行ってきました。県の南側・福島・北関東では被災してまだ大変な様子と聞きましたが、物件がある現地を見たところ今回は雨漏りなどの被害も特に受けておらず何とか助かったようです。
仙台の町について
今回は少々急ぎだったため物件の視察前にほとんど中心部を歩けず、駅周辺しかお見せできるものがないのですが、地下鉄開通に伴う駅前の再生の工事もだいぶ進み、綺麗になっていました。
賃貸市場に関しては、建設業界の復興需要も2~3年前にだいぶ落ち着いて、作業員として全国から来ていた人たちもオリンピック案件に掛かるために東京に出てしまったため、現在は集合住宅の入居者の募集が数年前より少し難しくなってきたところはあります。それでも仙台はもともと人口規模が大きく、周辺の5県から人を集められる街なので、1~3月のハイシーズンを逃しても何とか通年で入居者さんを付けてもらうことはできます。
同じ東北地方でも周辺の他の県に物件を持っていると、過疎化などで入居者付けに結構苦労をしていると聞くのですが、ライバルとなる物件の数が多くても人口規模が大きいというのはやはり有利です。千葉と今治に持つ物件と比較しても、空室を埋める苦労が少ないような気がします。
仙台は気候の面でも有利なところがあり、東北と聞くと「寒い」と連想する方は多いかもしれませんが、東京都の気温差は2~3度くらいしかありません。しかも、意外にも雪の量が少なく、暖房費が特別に高く掛かったり雪かきの費用が発生するといったことがありません。
物件周りの様子
さてさっそく管理会社店長さんと現地を見たところ、今年の台風では建物は特に大きな被害は受けずに済んだのですが、一部階段手すりなど塗装が剥げ掛かっていた部分にサビが出始めたりしていたため、階段回りと2Fを支える柱数本部分だけ塗装をすることになりました。
千葉の物件でもそうですが、外壁はあまり長く放置していちど劣化し始めると悪くなるのは早いので、気づいたらすぐ手を打っておく必要があります。階段回り程度であれば足場代が発生しないので、費用も安く済みます。
ついでに建物周りを点検したところ、ガス設備が新しくなっていました。
前回の視察でも触れましたが、ここは都市ガスではなくプロパンを使用していて、数年前にガス会社さんが各世帯の風呂に追い焚き機能を付けてくれています。築年数は経っている物件ですが、この機能は人気なようで、入居者さんも長く住んでくれているので、店長さんがガス会社さんに掛け合ってくれて無料で導入できたのは本当にありがたいことです。
仙台の町ならば
今新たな物件の購入を検討しているのですが、仙台であれば人口規模も十分で、とても頼りになる管理会社さんも味方にいて長期で安定した経営ができそうなので、有力な候補として考えています。
今回あまり写真を撮れず仙台のポテンシャルをお伝え出来なかったのでこの町の魅力については次回の視察では長めに時間を取り、駅を離れ少し町の中心部の賑わいや商業施設などを詳しくお見せしたいと思います。