アンケート調査はわりと多め・高めの回答が出る傾向にあるので、嘘か本当か分からないですが、たまたま目にした記事で、女性誌の読者層には相当な数の堅実な人たちがいるなと感心したのですが、
女性セブンの読者アンケート調査によると、読者層は世帯年収300万円が3割以上で世帯年収300~500万円の世帯も28%、と6割の読者の稼ぎは平均的ながらも、1,000万円以上の貯蓄を持つ世帯が3割弱でしかも持ち家率も6割弱と、その堅実さは驚異的です(「隣の家計の平均値は? 533人調査でわかった赤字転落リスクと対策」https://www.moneypost.jp/595706)。
それでいて、4割の人たちは今の家計状況を「トントンのライン」とみているらしく、支出内訳の詳細は全く分かりませんが、しっかりとした額の貯蓄をしている人の割合が大きいにもかかわらず、まだ足りないかもとは非常に慎重で謙虚です。
バブル世代でも堅実にやってきた人たち
購読者の正確な年齢層が分からないのですが、勝手に想像するにそれなりの年齢層で、彼女たちが若い頃はちょうどバブル期だったりするのかなと思うのですが、その頃は普通の人たちはかなりのお金を使いまくっていた印象があります。
ですが一緒に浮かれて時代の波に乗ってお金を使ってはいなかったということなのでしょうか?
記事タイトルには「赤字転落リスク」対策とありますが、今まで他の記事を諸々読み漁った限りでは、彼女たちの世帯の財務状況はすごく健全なほうです。それほど怯える必要はないと思うのですが、一体どれだけ心配性なのか…
記事中でFPがトントンの人は早めに黒字への切り替えを、とアドバイスしていますが、1,000万円もの貯蓄ができるくらいですから、今も実はそれほど浪費はしていなさそうに見えます。
さらに安心を得るには
記事の趣旨は、彼女たちの老後不安をどう解消してあげるかということろにありますが、その不安を解消する有効な策として、副業や奥さんのパート勤務などが挙げてられていますが、この点だけは残念ながら実はそれだと不安を消し去ることはできません。
彼女たちが働くことで、厚生年金を少額でも受け取ることができて、積み上げてきた貯蓄の少しずつの取り崩しで不足分をカバーできるかもしれませんが、現金は使ってしまうと手元から消えてしまいます。
そういう意味では、お金はいくら現金として用意できたとしても安心をくれません。
なので、まずは少額からでもよいので、個別株や中古不動産など、毎月定額の家賃もしくは半期/年一回の配当などを、たった一度だけではなく繰り返し稼ぐことができるものを持つのが良いと思います。
株式や不動産は、価値自体は日々変動しますが、一度使ったら消えてなくなってしまうなんてことはありません。貯蓄と違って資産は、持ち主を長期にわたって助けてくれるので老後も安心することができます。