当たり前すぎると言われるのは十分承知であえて言うと、働いても働いても苦しい状況から抜け出すために投資を始めるには、まずはある程度のお金を準備しなければなりません。
FPなど多くの人がいっていますが、毎月の給料(手取り額)の2割程度を貯蓄に回すと、数年で投資資金の準備が可能です。
簡単に言うなと言われるかもしれませんが、一生働き続けるだけで最後まで苦労する、を抜け出すには最初の数年の努力が必須です。周りの友人たちは流行りのものにお金を使い、楽しくやっているかもしれません。それを見てあなたも同じように給料は毎月ほとんど使ってしまいたい・今を楽しみたい、と思うかもしれませんが、それでは一生苦労するが確定してしまいます。
普段は締めているけど時々何かを楽しむためにお金を使う、はいいのです。でも毎月使い切っていたら何歳になっても生活が苦しいのは変わりません。
自分に強制しないと貯めるのは難しい
若いころに自分でも試してみましたが、支出を八割に抑えて月末に二割残すというのは結構大変です。結局一度も達成できませんでした。その後、最初に2割を財形貯蓄(給料日に勤め先が自分の別口座にお金を移してくれる天引き貯金)に回し、残り8割で生活してみると、それが上手くいきました。
例えるならば借金の返済でもしているようなものと自分に言い聞かせ、給料の2割は最初からなかったものとしておけば、残り8割で生活することになっても仕方がないと自分を納得させることができます。
無理にでも最初にお金を移さないと、貯めるのは難しいものです。手元にあれば結構簡単に使ってしまいます。
こういった方法はだいぶ前からあり、今でもFPたちもそのように推奨していて(⇒例えば「給料をもらったときが分かれ道、「貯まる人」はどうしてる?超初心者のためのお金管理術」(https://media.moneyforward.com/articles/3717?page=2))、先ずは強制的に貯めてその後でお金を使うこととあります。
非常にシンプルですが重要です。
後々の人生を考えて、少し我慢
同じ頃に同世代の人たちは結構外で派手に遊んでいたり流行りのものにお金を注ぎ込んでいたりしましたが、自分がその時に同じことをできなくても別に死ぬわけではありません。お金ができてからでも楽しく事はできます。
例えば毎月3万円貯金して4~5年すれば、ある程度まとまった資金が出来て、郊外の中古の戸建てなどを買うことができます。それを賃貸市場に出せば、毎月数万円の家賃が入り、それに元々の毎月3万円の貯金を合わせれば、次にどこかに物件を買うための資金は半分の時間で貯められます。その後は、自分+物件二つの上りを合わせて貯め直すスピードは3倍になり…と段々と加速します。社会に出て10年経つ頃には、毎月の副収入の額がそれなりに大きくなり、資金面で他の人よりも余裕があり色々なことができるはずです。例えばそれ以上物件を持つのがしんどいと感じたら、代わりに株式の高配当銘柄をいくつか持っても良いですし、副収入だけ全て貯蓄や再投資に回して給料はほとんど使う(全部使うのはちょっともったいない使い方なので、なるべく何か次に稼ぎにつながるもの/事に使うのがいいとは思いますが)なんてことも可能です。
この方法は実は何歳からでも一応可能ではあるので、年齢制限はありませんが、なるべくであれば若い時から始めることをおすすめします。というのも、一度色々な楽しみを知ってから、それらを削るのは結構我慢が要り大変なので、あまり贅沢を知らないうちに始めた方が簡単です。
でもすべてに我慢するのは良くありません。以前も書きましたが、蓄財出来たはいいけど寿命が残ってない、では悲し過ぎます。少しは楽しみながら、経済的な自由を目指して頑張っていきたいですね。