「投資」では、最初の取っ掛かりの作業が終わってしまうと、暫くはオーナーが直接やることが何もない時間が発生します。不動産と株式については入居者付けや買い付けが終わった後に、各専門のサイトについても新しい記事の投稿を済ませてしまったら、しばらく直接やれることはありません。
ですが、この「やることがない」は全然悪いことではありません。むしろこれは良いことで、自分が直接動かなくて済む分、この空いた時間を有効利用して、さらに収入源を増やすために、新しい情報の精査などに多くの時間を充てることができます。
投資自体に掛かる時間は、働くよりも少なくて済む
例えば新しく不動産を買い入れて、その部屋が空室だった場合には、入居者を募集するという作業がありますが、管理委託の場合はオーナーができることと言えば、家賃などの募集条件要項を決めることと、営業担当さんへのインセンティブの支払い程度です。そして、一旦新しい入居者さんが入ってくれたあとは、しばらくは殆ど何も手が掛かりません。
これは株式についても似たようなもので、企業の実際の経営はオーナーがするわけではないので、銘柄を決めて買い付けた後は、基本的に中間と期末に配当が入ってくるのを待つ+議決権行使書を投函する/総会に参加してみる、くらいで他には特にやれることはありません。
サイトの運営に関しては、外注の場合はまずサイト作成自体に時間が掛かりません。制作会社さんによっては追加でライターさんに執筆してもらった記事をそのままサイトに掲載するところまで代行してくれる会社さんもありますから、更新作業さえも発生しないものもあります。
空いた時間に何をしているか
不動産については、よく売出中の物件情報を見たりしています。最近の物件にはどのような設備が付いているのか、どういった間取りの部屋が好まれるのか、長期間売れ残っている場合はその物件に何が欠けているのか、リフォームの作業費がどれくらい掛かりそうか等についての情報を集めています。
株式については、今保有している銘柄についての最新のニュースなど、今後の事業計画や業績のハイライト、配当の予想、競合他社の事業内容・業績・株価や配当額の推移などを見て、今持っている銘柄をこのまま保有し続けて良いものか、また、同じ業界で競合他社の銘柄も合わせて買っておいた方が良いのか・やめておいた方が良いのか等色々検討しています。
サイトについては、例えば今どのようなサイトがアクセスを多く集めているのか、どういったキーサードで集客しているのかを見ていたりします。ライバルとなるサイトがどのような外観や機能を持っているか等も細かく見て、自分が持つサイトに使えそうなアイデアがあれば、それを取り入れるようにもしています。
「調べる・選ぶ」に多くの時間を充てる
結局、いくつもの案件に投資をしていると、気になって調べたくなることもたくさん出てくるため、時間はいくらあっても足りないと感じる時があります。実際に直接やれることがないときでも退屈はしないので全く問題はありません。
そうすることによって、次にまとまった資金ができた時にはすぐ買い付けて収入源を増やせるので、投資というのは自身が働くよりも効率が良い稼ぎ方と言えると思います。