普通に働いてもなかなか給料が上がらない今の時代、特に若い世代の人たちにとっては共働きが必須だったりします。ですが仕事と家事の両立が難しかったり、子供ができても預ける場所探しに苦労し、夫婦ともども何をするにも時間の捻出が難しく、長時間労働ができないので昇給を得るのも難しいなど、子供を持つにしても色々なハードルがあります。
若い人たちが子供を持って普通に生きるのは難しい時代
既にわりと知られた内容ではありますが、若い家族の苦労がまとめられた記事「給料が上がらない時代の仕事と子育て~ある共働き夫婦がぶつかった4つの壁」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00011089-toushin-life)によると、共働きで子育てをするにあたっての一番の壁は、子供を預ける先が見つからないという点です。
認可外の保育所であれば、都市部でもまだ空きがあるかもしれませんが、その代わり保育料が高かったりするので、夫婦それぞれの年収がそれほど高くない場合は、どちらかの収入のほとんど保育料にあてて最初の数年を乗り切る形になる夫婦もあると聞きました。
順序は少しズレますが、第2・第3の壁は、時短勤務でも時間が足りない・昇給しづらい点で、時短勤務で子供の送り迎えができたとしてもやらなければならないことの数は多く、長時間労働ができない分、同僚と比べると昇給昇格がしづらいところがあるようです。
4つ目の壁は、夫婦お互い仕事と子育てで自分の時間を持てず、次第に疲弊していく点にあります。
働く以外の収入源をいくつか持つ
先程の記事では、ただ覚悟をしておくようにとだけあり、実際にどうしたらよいかという策は提示されてはいないのですが、ここならではの案を一つ。
働き続けながらこれらの壁を打ち破るという方策は中々見つからないので何も提案できませんが、例えばですが、子供を作る前に夫婦のどちらかが自分の年収分を「雇われて働く」以外の方法で稼げる道を作ってしまうのはどうでしょうか。
冒頭でも触れたとおり、今は普通に働き続けても給料はなかなか上がりません。ということは、子供が育つにつれて支出が増えていっても、それをカバーする収入が増えず、何年経っても生活の苦しさは全く変わらないということも十分に起こり得ます。
また以前、こちらの「一家の働き手を増やしても危機回避は難しかも…:「並行して投資」のほうが堅い」でも触れましたが、働いて運よく収入を増やせても、それにともなって支出が増えるので、生活は楽にはなりません。
夫婦共働きで最初の数年間で種銭を作り、その間にも高配当銘柄の株式を持って配当を再投資したり、ある程度溜まったら中古の戸建てなどの不動産を買って配当を毎月得るようにする、何度かそれを繰り返し、空いている時間でweb制作をしてなど広告費を稼ぐ等して、なるべく若い時からこういった副収入の数を増やしておくと、最終的に夫婦どちらかは働かなくても一人分くらいの収入を得ることはできます。
もっというと本当は、働き手+投資家と二人に分ける必要さえもなく、一人で二つこなすことも十分に可能なので、どちらかが専業主婦/主夫でも経済的には全く問題ありません。また、もしも妻側が妊娠で退職を迫られたり時短勤務選択で嫌がらせに遭っても、多くの副収入を持てば生活基盤は安定しているので、ブラックな組織に対しても安心して反撃することだってできます。
最終的に副収入が給料を上回ってしまうと、自分が属する組織に対して常に優位で居られます。理不尽なことをさせられそうになってもそれが不当な命令であれば簡単に断ることができるし、クビの脅しが効かないことを知った時の悔しそうな相手を見るのは、なかなか爽快です(*もちろん普段自分から変に自慢とかはするべきではありません)。働き手の反対側の自分も持っておくと、色々有利になります。