先日ここでも「手取り15万円」について触れましたが、その際に仲間内でもその手取り額で投資なんて無理だろとの声もあったので、何かタネとなる原資を貯められそうなアイデアはないかと思っていたところ、この収入額でもわりと堅実にやって少しずつ貯めることができている例を見つけたので、これを真似れば種銭を作れて投資を始めることができる、という例として紹介したいと思います。
モデルケースの月収20万円女子とは手取り20万円
モデルケースとなった月収20万円女子の収支内訳を見ると、先日ここでも触れた手取り15万円よりは少し余裕があって、実は手取り20万円女子でした…
モデルケースの月収20万円女子の収支を見ると、毎月約5万7千円程度貯蓄に回せているようですが、そのコツは、ジョギングやお菓子作りなどお金があまりかからない趣味を持つこと、服は気に入ったもの少数だけを持つ、メイク用アイテムも必要最低限のもので工夫するなど、見栄を張ったりせず上手くやりくりすること・「これを買ってよかった」と思えるもの以外にはお金を使わない点にあるようです。
手取り15万円よりずいぶん余裕があるからできるんじゃないかと思うかもしれませんが、手取り15万円の人にとっても参考にはなる部分はあります。
例えば、このモデルケースの人の収支の中の、例えば服飾費6,360円+美容費7,265円+交際費8,346円+スキルアップ費3,468円+保険料(⇒たぶんこれは社会保障費とは別)16,608円=合計42,000円の大部分については頑張れば「貯蓄(種銭を作るための)」に回すことができます。通信費とケータイ代も少し削れるのではないでしょうか。
毎月3~5万円を使って、どう資産形成するか
さてではこうして作った毎月3~5万円の余裕資金をどのように投資していくかですが、まずは積み立てて高配当株を買い、配当を受け取ったらそれも毎月の積立と合わせて再投資し続けて、150~200万円前後になったところで戸建てなどの中古の不動産を探して買い替えます。ひとつ不動産を買って入居者がつけば、毎月積み立てている額くらいの家賃を得ることができます。
今度はこの家賃の上りも合わせて毎月買い続けている高配当株への投資に回し、次の中古不動産の購入へのスピードを加速させます。そしてまた150~200万円貯めなおせたところで同じプロセスを繰り返します。
そのあとは、二つの物件からの家賃を全て合わせて毎月の高配当株への投資に回して、さらに加速させ…と、中古不動産をいくつか持つところまで繰り返します。すると、3~4回繰り返す頃には、おそらく自分の労働から得る手取り15~20万円とほとんど変わらないくらいの額の副収入になっているんではないでしょうか。
そうすると、たとえこの先ずっと勤め先からの手取り15~20万円という状況がかわらないとしても、もう一方にある自分の資産の稼ぎは増えていくので、もう勤め先の給料がどうのというのは気にしなくても生きられます。
不動産や株式にはそれほど時間がかならないので、空いた時間でwebメディアを育てたりするのもいいかもしれません。この方法であれば、一生手取り15万円でも何ら問題はないですし、そのうちそれすら必要なくなるかもしれません。