東須磨での教師間のいじめに続き今度は高校教師が生徒に暴行を加え問題を起こしています。出水市の高校サッカー部監督を務める教師が、生徒の脚を蹴る・殴るなどの暴行を加えている動画を見ましたが、元Jリーグチェアマンの川渕さんも、こういった指導はあってはならないものとコメントしています。稀に一生懸命の人もいるのであまり悪くは言いたくありませんが、以前から資質がない人が教師になることはよくあることとはいえ、今でもこのような間違った指導や精神論が横行しているのは残念に思います。
この教師は今ネットによる厳しい指導を受けている最中ですが、自分で言ったとおりにこれが彼自身の「今後に生きる」と証明する必要がありそうです。
子供たちの模範となるべき人間が
先日creator.kも教師間のいじめ・体罰・セクハラ等を繰り返していた足りない教師4人とその件を隠蔽していた前・現校長について(⇒「激辛カレーによるいじめ」)触れましたが、体罰もいじめもパワハラも違法で許されない行為とされているのに、決まりを守るよう教える側自体が破るという事件が頻発しています。
今回の出水中央高校の校長の場合、暴力教師への処罰と引き換えに事件自体を何とか隠蔽させてほしいと懇願したりと、東須磨小学校の前校長らもそうですが、法律を守るという意識が低く情けない限りです。
表で隠蔽を図ってもネットに流れ失敗する
以前とちがい昔の感覚で「閉ざされている空間」と思って違法行為を隠蔽するのは難しくなっています。隠そうとしても加害者の名前は出回ります。悪質で本当に事実ならば火消しは困難です。
当然のことながら、事件とは何の関係もない人の個人情報は絶対流されるべきではありませんが、被害者の情報だけが一般に晒されて、加害者側が守られるべきという道理は通りません。学校というところに子どもを預けている親として言うと、誰かがまた同じ被害に遭わないようにするためにも、こういった犯罪者が周りに居るということは本来は事前に知らされるべき情報です。
何の落ち度もない事件と無関係の誰かを傷つけたりしないように細心の注意は必要ですが、このように動画投稿・拡散が簡単になったことで、体罰・いじめ・不正などを隠蔽して自身を守り続けようとすることが通用しなくなったのは良いことです。
彼らにとっては悪夢でしょうが、こういった事を機に、そもそも自分たちの認識が時代遅れで間違いだったと反省し、今の基準に合わせて生きていくしかありません。
体罰やいじめなどについて「自分を強くする糧としろ」的な精神論で語る人は多くいます。この教師だけでなく東須磨の教師らもおそらくはそのタイプでしょうから、彼ら全員どのようなネット罰を受け続けても一切文句は口にせずに今後に生かしてくれることでしょう。