インバウンド関連のことを色々調べていたせいか、最近ネット広告に日本語教師養成コースの案内が表示されるため、どれくらい有用な資格なのかが気になりました。見たところ資格取得の勉強には半年~1年ほど掛かるそうですが、実際に需要がどれくらいあるのか、どれくらい稼げるのか、キツついのか?等について少し調べて見ました。
資格の取得
日本語教師というのは、外国人に日本語を教える職業で、今のところ日本語講師として仕事をする上で必要な国家資格はないものの、例えば国内で留学生を対象とする日本語学校で教員になるためには、①大学または大学院必要で日本語教育主専攻又は副専攻を週路湯していること、②日本語教育能力試験に合格していること、③もしくは学位を持ち、なおかつ文化庁が受理した420時間以上の日本語教師養成講座を修了していること、のいずれかの条件を満たす必要があるそうです(https://ja.wikipedia.org/wiki/日本語教師)。
例えば、日本語教育能力検定試験互角を目指す場合は試験の合格率は約3割弱、文化庁受理の420時間の日本語教師養成講座を受講する場合は、資格取得までに半年から2年(学校によって開きがあり)とあります。
どういったニーズがあるのか
国内では近年の外国人労働者受け入れの動きに伴い、留学生向けに日本語を教える人の需要が高まっていて、海外においては、日本語の学習者50人以上に対して日本語教師1人という割合の状況だそうで、専門的に日本語を教えられる人が不足していて需要があるようです。
給料や雇用形態など待遇面は?
日本語教師の給料など待遇面についてネットで調べて見ると、その多くは、給料月額22万円~等と出ています。雇用形態も「正社員」とあり、安定しているものが多いようです。中堅の教師が実際にいくら稼げるのかはあまり公表されていませんが、近年は非常勤で1コマ当たりの給料単価の平均が1,800円以上とか出ています。
きついのか?
こちらの日本語講師関連のサイト(https://www.nihongokyoushi.net/column/7)によると、「一番大変なのは、授業を行うことよりも、授業準備」「60代からでも始められるので体力的にきついことはない」とあるので、超ブラックでやれない、というものではなさそうですね。
給料はおもいきり高くはないけれども需要があるため雇用も安定しているという印象です。授業時間=学生がいる時間も決まっているので、掛かる時間も事前にある程度予測もできるので、体力に合わせて何とか調整が付きそうです。それもあって、シニア層から始める人も少なくないようで、言語や文化を教えるという特性から、わりと年齢に関係なく働くことができる職業のようで、新たにほかの分野で働き始めたいという人にとってはいい仕事なのかもしれません。