自分の老後に備えて、頑張って資金を貯めたり、無駄な出費を抑えたり、新たな収入源を作るために一生懸命になるといったことは大事ですが、お金を貯めるという手段が目的になってしまったら、あまり意味がなくなってしまいます。頑張って経済的に安全な域に達しても、歳をとりすぎたらできないことはたくさんあります。将来に備えるのはいいことですが、つまらない人生にならないよう、ある程度は「今」も楽しんでおきたいですね。
熱海にセカンドハウスを持つのは早すぎたかもと思う一方で
今日も熱海に居て、ライターさんに書いてもらう内容を考えたり、上がってきた記事をサイトに入れ込んだりといった緩い仕事をしながらゆっくりと過ごしていますが、週によっては中々都内から出られないときもあります。
月に何度も往復するだけでも結構お金も時間も掛かるうえに、たまに都内であまりに忙しすぎて2週連続で来れないなんてこともあるので、こういったスペースを持つのはちと早すぎたかな…とか思ったりもします。
ですがその一方で、貯めこむだけで終わってもその人生に意味あるのかな?…と感じたりもします。ここに住む周りの定住者のほとんどが高齢の方たちです。もともとは都内で仕事や事業をしてリタイア後に移り住んできた人も多く、悠々自適そうではあるのですがたまにお話を聞くと、「せっかく(経済的に)やっと何でもやれるようにはなったけど、この歳になるとね…」と年齢的にもう無理はできないので、貯めたものを使えない後悔もあるようです。
全てを締め続けて老後に備えるのは難しい
父も、亡くなった祖父も、普段はあまり贅沢はしていません。そういう姿を見てきているので、自分もあまり特に贅沢はしていません。着るものも、食べるものも、ごく普通のものですが、それらに困らないだけでも十分に幸せです。
今も経済環境に左右されない自由を保つために色々頑張ってはいますが、何か一つくらい、自分の場合はいくらかの時間を熱海で過ごすくらいの贅沢はさせてもらっても罰は当たらんかな…とか思っています。祖父は旅行など、父は趣味のゴルフや新しいPCなど新機種が出るごとに買い替えたりと趣味には結構なお金を使っていたので、完全に締めながら早期リタイアを果たしたわけではありません。
普段は忙しくてもこういった趣味で時々リフレッシュすることによって、そのあとも頑張り続けられるので、多少は自分に使っても大丈夫です。
頑張りすぎて健康を失っても意味がない
色々読んだりすると、お金持ちが大切にしているものに「健康であること」が挙げられています。一生懸命やりすぎて、あるいは働きすぎて、体を壊してしまっては、そのあとの人生に影響します。
頑張ってお金を貯めたとしても、それを使う機会もないまま死んでしまっては、あまり意味がなくなってしまうので、もうキツいなと思ったらそこそこのところで止めないと人生を長くは楽しめません。
一度しか生きられないので
普段から何のためにならない無駄遣いをしない、将来について真剣に考えること、経済的自由を目指して頑張ることは有意義なことですが、そればかりだと、お金以外には何も残らない人生になってしまいます。すべてにおいて締めすぎるとどこかで無理が出たりもするし、今の自分の年齢でしかできないこともありますから、そこそこ楽しみながらやっていきたいですね。