先日新たな投資分野として、長年使っていない広めの土地を活用して太陽光発電をやるのもいいかもと触れたかもしれませんが、そもそもこれがどれくらいの利回りで回るものなのかなどを調べてみました。ざっと調べてみたところ、2019年内ギリギリに開始・売電価格15.40円/kwh・借入は無し・土地と設備を新たに購入する場合、実質利回りは約7.5%。ウチの場合は土地代・金利が掛かりませんが、それでも10%には届かなので、利回りとしては、ちょうど築古物件投資と高配当銘柄投資の間ぐらいのようです。
新たに土地を探す+融資を受けて始める場合は、利回りは5%近くにまで落ちてしまうらしく、固定買取ももうすぐ終了となるので、全くの新規でやるよりも、ある程度の利回りが確保されている中古案件で始めるとか検討したほうが良さそうです…
まだまだ調べなければならないのでとりあえず
来年以降に固定買取価格がどうなるかはわからないので、ここではとりあえず先程の15.40円/kwhで計算しています。また売電先や設備の詳細もまだまだ調べる必要があるため、とりあえずざっとの数字で出しています。
投資利回りの計算
太陽光発電の利回りについてはこちらのサイトにある公式を利用させてもらって計算してみます(https://www.taiyo-co.jp/121885/)。産業用太陽光発電に掛かる最初の設備投資額は各社バラバラなようなので、とりあえずこの会社のパネル容量 86.94kWでの計算式通りに投資を進めた場合、
(年間の売電収入143万円-年間支出31万円)÷初期投資額=実質利回りは5%
と出ています。利回り5%というと、株式としては高配当銘柄に相当し、不動産としてはおそらく都内で利回り高めの中古物件に当たると思いますが、1,000万円以上の資金を投入する割には利回りがそれほど高くはないので、この利率だけを見ると、無理に太陽光でなくてもと思ってしまいます。
日照にも左右されるので、売電収入の試算もどこまであてにできるかがわからないので、一度実際にやっている方にお会いして聞いてみる必要がありそうです。
買取価格がどうなるか・設備も古くなったらどうなるのか
こちらの記事「太陽光発電における「2019年問題」とは?11年目以降の売電価格はどうなる?」(https://enechange.jp/articles/solar-fit-2019)によると、来年以降の売電収入がどうなるのかはかなり不透明なようです。また記事内では家庭用設備について触れているので、産業用の場合は少し異なるのかもしれませんが、それにしても買取拒否や買取価格の大幅下落もあるかもしれないので、先の見通しを立てづらい部分があります。
太陽光パネル自体の寿命も20~30年のため、20年続けてもそのあとどうパネルを処理すれば…というところもあります。一応、そういった問題に直面する前に、発電設備そのものを中古設備として売り出すこともできるようなのです(https://solsell.jp/article/)。
中古案件から始める?
まだまだ色々調べなければならないことはありますが、前述の中古取り扱いサイトの中古案件を買って始めることも可能なので、これであればすぐ始められる+表面10%・実質利回り7.5%(まだ固定買取価格が生きているので)で行けるので、全くの新規でやるよりも、こういった案件から始めてみるのもありかもしれません。
すでに不動産・株式・webメディアと3分野それぞれ高めの利回りのものをやっていると、どうしても太陽光で…とまで強くは思えないので、今のところはこういう案件もあるんだなという程度に留まっています。ですが、太陽光発電に魅力を感じて実際に大規模でやっている人もいるため、さらに調べて検討はしてみたいと思います。