春先に買い付けてからいつものようにすぐ下げて非常にハズかしい状態に陥り、その後現在は少し持ち直してほんの少し含み益となっている状態ですが、約4%の配当狙いで、三菱UFJフィナンシャル・グループを少し保有しています。
事業内容
三菱UFJフィナンシャル・グループは、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、旧モルガン系やネット専業の証券、三菱UFJリース、三菱UFJニコスなどのクレジット系の会社などをグループの中心に持つ金融持株会社です。
グループの特徴としては海外展開にも積極的で、3月期のハイライトを見ると、国外の貸出金比率が占める割合は約43%あるため、現在のように国内の低金利で収益を上げるのが難しくても、海外の事業が十分にカバーしてくれそうです。
ESGへの取り組みにも力を入れているようで、再生可能エネルギー事業へのファイナンスの額は世界1位と出ていて、また将来的には新設の石炭火力発電へのファイナンスは原則的に実行しないと行しないとありますので、CO2削減支援にも積極的と言えます。
業績
今年3月期のハイライトや決算資料によると、ニコスなどのクレジット事業では減損があったり、モルガンやカブ.comなど証券もさえないようですが、メインの貸出のほうは特に海外が順調そうです。連結の純利益は昨年より1割以上下がり8,762億円と出たため、その時には少し株価を下げ、同じ時期に1万人規模の人員削減のニュースも出たためか、若干避けられている感がありますが、よく見ると、これは23年度までに徐々に削減を図るようで、無理に人員整理を推し進めるイメージとは異なります。
(春先に下げているものの、8月末から持ち直している様子)
配当利回り
前述のとおり今年3月期は減益でも、年間配当は3円増配となり、19年度の利益目標は9,000億円と定められ、年間配当はさらに3円増配して25円を予想、と出ています。
増配を決めた背景には、わりと安定的に8,000億円規模の利益を出しているには株価(評価)が低いことに対する危機感があるそうですが、この先2023年に向けて配当性向をさらに高めていくとありますから、配当狙いとしては暫く持っていてい良い銘柄かなと見ています。