千葉のアパートは、もともと学生さん向けの1ルームアパートなので、バス・トイレ・洗面が一体の3点ユニットになっていましたが、狭い・汚いのイメージがあるためか、結構不人気です。学生さんは3~4年くらいの周期で入退去があるため、そのタイミングにて、徐々に3点ユニットのバストイレ分離+ウォシュレット取付の工事、通称「ぶんり君」の導入を進めていきました。
最初にこのバストイレ分離工事を進めたのは2013年頃になります。この不人気の3点ユニットバスを何とか安価で分離できないかと思い、色々調べるうちに、このビラハウジング社の「ぶんり君」に辿り着きました。
現在、建築・建設業界では資材や作業費が高騰してはいますが、この「ぶんり君」は6年前とほぼ同じ25万円くらいで導入できるので、かなり安価です。他社の工事を見積を2件取ったことがありますが、ウォシュレット取付工事も入れると安くても60万円、そしてもう一方が78万円(*確かに内装がハイグレードでしたが、元ユニットバスの小さなスペースにそこまでする必要はないので)でしたから、実験程度にでも入れてみる価値は十分にあります。
導入して得られるメリット:
まず、3点ユニットと表記されていたものが、ネット上で「バス・トイレ別」と表記することができます。また、ウォシュレットを取り付けることによって、狭いワンルームタイプの部屋であっても、女性のお客さんに選んでもらえる確率は上がります。
この千葉のアパートの空き部屋では、「ぶんり君」導入前は男性にしか部屋案内がなかったようですが(女性のお客さんからは完全に避けられていました)、導入後は、女性からも「バストイレ別でウォシュレット付きなら、とりあえず部屋を見てみたい」という反応が得られ、新しい入居者さんが前よりも付きやすくなり、空室が出ても、その期間が確実に短くなりました。
導入する意義:
結局のところ、「自分がもし独身であればぜひここに住んでみたい」と思えるくらいの部屋にしなければ、お客さんには選んではもらえません。
3点ユニットバスの部屋をお持ちで、なかなか入居者が付かず悩んでいる方は、一度導入を試してみてはいかがでしょうか。大幅にいじるわりに費用でと安価で入居率のアップを期待できると思います。