7年ほど前に最初に買った頃の数期分の古い資料がまだ残っていました。毎年3~4%と高めでわりと安定的な配当利回りのため、三菱商事を少し保有しています。
事業内容と業績
五大商社の一つである三菱商事は、三菱グループの大手商社で、豊かな社会実現・環境維持、公正であること、大局的な視野で事業展開すること、と掲げている通り、世界90か国200以上の拠点を持ち、製造、流通、資源開発、都市開発、コンシューマー産業、金融、新エネルギーなどあらゆる分野のビジネスを展開している手掛ける企業です。
70年代から資源開発への投資を始めていることもあり、この分野の事業に左右されるところが大きいようで、過去の業績を見てみますと、例えば2016年は減損や中国経済の減速などの影響によって、最終的には1,500億円の赤字となっています。最近の3年間は収益・利益・一株当たりの利益も順調に伸びていて、今後も天然ガス、金属、自動車、食品、コンシューマー産業、電力などの分野を伸ばすとあります。
昨年久しぶりに買う
最初に買い入れたのは2012年ですが、当時も配当目的だったので売却益を狙っていたわけではないですが、2015年に1,000円近く上げたところで一度売って利益確定します。昨年久しぶりに買い付け、最近になって米中間の摩擦の影響を受けて10%以上下げてしまいました。
年単位の長期投資なのであまり気にしないようにしてはいますが、買い付けたあとすぐ下げるのがお約束になっていて少し参る部分はあります。毎年3~5%の配当を使わずに置けば少しずつ埋め直してくれそうなのがせめてもの救いです。
配当の推移
過去の配当額の推移を見てみますと、2015年から50円、80円、110円、125円、そして今年度も同じく125円見通しと出ていています。その年ごとの株価で見ると、大体3~4%の配当利回りで安定しています。
資源需要から受ける影響も大きいので、今後は資源以外の分野もどれだけ伸ばせるかが課題ではありですが、昨年だったか、今後も配当性向の引き上げを目指すと出ていたので、将来的には今期の配当額以上に出してくれるかもしれないため、この銘柄も暫く持ち続けてみる予定です。下げたらナンピンで少し買い増ししてもいいかなとも思っています。