各管理会社さんに挨拶に行く際に、よく物件を紹介してもらえます。借り入れをすればすぐにでも買えるのですが、そこは少しだけ我慢して無理に拡大路線に走らないようにしています。
継いで以来ほぼ満室で経営しているところを見てくれてのことと思いますが、とても有難いことに、それぞれの物件の管理会社さんから、時々新たな物件を紹介してもらえます。長い付き合いなので、どういう方針で経営しているかも理解してくれているため、紹介してくれる物件も、現在所有している条件にわりと近いものになります。
最近は株式や他の投資にも資金を振り分けながらなので資金が不足していて、い一昨年に熱海に少し買って以来、なかなか新たな物件を購入することができていませんが、せっかくなので紹介してくれる物件は全て現地を視察させてもらっています。
「周囲に集合住宅が少なく、駅から遠くてもいいので、なるべく駐車スペースが確保できていて、多少ボロくてもいいので部屋数が多く、修繕さえすれば光りそうな…」と色々わがままな条件を出してしまっていますが、結構それに見合ったものが出てきたりもします。
物件自体は十分に使えるものが多い
管理会社さんに、これらの物件が売り出されている理由をお聞きしてみると、主にサラリーマンの方が融資枠ギリギリまで資金を借り入れて購入したものの、途中で発生した空室を埋め切れず返済が滞ってしまい、残念ながら負債処理のために売りに出し始めた、というケースを多く聞きます。
紹介してもらう物件は、アパートや区分や戸建てなど様々ですが、それぞれ、現地を視察して、実際に部屋内にも入って見たところ、物件に魅力がないから売りに出されているわけではなさそうです。トイレにウォシュレットを取り付けたり、壁紙をアクセントクロスに張り替えて少し雰囲気を変えるだけでも十分にお客さんが付きそうな…と思われる部屋です。これらの物件を上手く活かしきれなかったオーナーさんたちは、空室への資金の備えが甘かったようで、実は物件本体の購入だけで手いっぱいだったケースが多いそうです。
既に弱りはてたオーナーさんに追い打ちをかけるようで、心苦しい部分はあるのですが、以前も任意売却の物件を購入したことがあります。今回も、もし買うとすれば、こちらもなるべく原価は抑えて購入したいところではあるので、価格について交渉は可能かどうかお聞きしてみると、もともとどうやっても売却後に残債が残るのは確実なので、少しなら可能とのことでした。
属性がよくない人が使っていた部屋は安く購入できたりする
興味本位で、かなり状態がよくなくて安い部屋もあれば見たいとお願いし、中を見せてもらったところ、ほぼ夜逃げに近かったであろう凄まじい状態(フロアを故意に気づ付けてあり、残置物の中に異臭を放つものが混じっている)の区分の物件もありました。それでも立地がいい割には物件本体の価格がかなり安めではあるので、再生させれば家賃安めで貸し出してもかなりの高利回りが期待できそうな物件になります。
以前から興味がある阪神エリアは別として、それ以外の全く土地勘のない地方に新たに物件を買うよりは、今のそれぞれの管理会社さんの下で合わせて管理してもらう形で増やしたほうが安定的に経営できるので、資金に余裕ができたら紹介してもらった中から一番いいものを購入する予定でいます。