主に関西エリア不動産に投資している阪急グループのリートを少し持っています。この銘柄を選んだ理由については、リート系で何かひとつ組み入れを検討していたところ、他の投資家さんも度々この銘柄に触れているのを目にして、真似して少し買い入れておこうか程度のものでした。
また、配当利回りも高めで気になっていたこともあります。阪急や阪神は地元に愛されているブランドで、グループも大きく安心だろうと思い、とりあえず購入してみました。
もうひとつ理由として挙げるとすれば、以前から関西エリアにも物件を持ちたいと思ってはいたものの、住んだ経験もなくや親族もいないエリアでもあったので、土地勘がないままでどこかに一部屋買うよりも、まずは代わりに購入してみよう的な意味合いもあります。商習慣が異なると、今までの客付けの手法が通じるとは限らないので、物件を持つ前に、まずはこの銘柄を通して、関西エリアについて知ってからにしようと思っています。
このリートの投資対象
阪急阪神リートは、主に関西の商業施設、阪急阪神電鉄本社ビルなどのオフィスビル、ホテルなどに投資する投資法人です。今年3月時点で、保有する物件数は30あり、投資総額は1674億円、99.8%という高い物件稼働率を維持しています。
ポートフォリオを見ると、地域別には、梅田エリアのランドマーク的なビル(*共有で、持ち分は4.9%)をはじめとして阪急阪神の沿線などが大半を占めるものの、「首都圏や他の主要都市も」とあるように、名古屋・福岡のほかに、最近では品川(こちらも共有)や汐留など都内も4棟入れているようです。都内の物件は、実際に見に行きましたがなかなか良いものを選んでいるかなと思います。
(スフィアタワー天王洲)
過去2回の半期ごとの分配金を見ると、18年11月に3,117円、まだ買えなくて逃した今年5月に3,160円です。次の決算期11月にも3,100円と出ていますから、暫く同水準の分配が続けば、15万円手前で買っているので、4.1%前後の利回りにはなります。他のリート系の銘柄と比較すると規模は小さめ(阪急グループ自体は大きいのに)で利回りは1%ほど落ちますが、暫くはこの銘柄を通して、関西エリアの不動産のことも勉強してみたいと思います。