一昨年、ここ熱海に区分マンションを購入し、現在はweb関連の仕事場として利用していて、東京との間を頻繁に行き来しています。毎年6月は、4月の固定資産税とは別に、別荘税のお知らせが送られて来ます。
このweb工房は、サイト関連の連絡先としてドメインやサーバーの会社さんにも正式に届け出てるので、「別荘」ではないのですが、熱海市内で住民登録をしていなければ、別荘として見られてしまうようです。
別荘税の金額ですが、だいたい固定資産税と変わりません。納められた税額は町のインフラ整備や環境維持に使われるとあり、収支を見ると、確かに生活インフラ維持費の約15%近くが別荘税で賄われいるます。毎年「2回分」の固定資産税が課せられているような感覚ですが、昨年からオフィスとして利用しているので、こちらのインフラにお世話になっているわけですから、「法人税払ったばかりなのに、また税金かよ…」と思いながらも、これくらいの負担は妥当なのかもしれません。
熱海別荘LIFE:
「熱海別荘LIFE」にログインしてみますと、別荘所有者専用コンテンツが見られます。内容としては、熱海周辺のおすすめ観光スポット、自然や季節の花が見られる絶景スポット、子供やペットを連れて遊べる場所やスポーツを楽しめるところ、熱海の特産品やおいしい料理が食べられるおすすめの店、おすすめのお土産品、現地で楽しめるアクティビティーなどについて詳しく説明が載っています。
このページは、「あたみニュース」(観光協会の公式ページ)とも直結していますが、そちらのページのコンテンツも施設・経路・所要時間・料金などの情報がさらに充実しているところもあって、こちらの別荘所有者用サイトはちょっと特別感が薄いかな…という印象もありました。別荘税の納税者用に、お土産購入や施設の利用に使える割引クーポン等があってくれたら…とも思ったりもしますが、別荘所有者向け特典として?、別荘所有者には市の職員の方が専属のコンシェルジュとして付いていて、滞在中の困りごとなど相談に乗ってくれるそうです。
(割引券などの所有者向け特典はないみたいです)
毎週、熱海の町を見ていると、確かに観光客でにぎわっていて、町には活気がありますが、中心部から少し離れたエリアに入ると、建物は老朽化しているところも多く(エリアによっては空き家も多く、長年閉じたままのテナント物件もあります)、住んでいる人たちの年齢層も全体的にかなり高めで、若い人の数は少なそうで、金銭的な面だけでなく、労働力の確保という面でも、町のインフラ維持は結構大変そうです。
市長さんの挨拶が載ったこの別荘税のお知らせも、白黒で刷られていて、素朴ながら、何となく市の大変さも感じられます。
東京から40分前後とアクセスも良く、町には大体必要なものはすべて揃っており、長期滞在も十分可能で、実はバスの交通網も充実しており(1時間当たりの本数も意外と多く、待ち時間が少ない)、山も海もあり自然を十分に楽しめる、と環境を気に入って使い始めたわけですから、別荘税くらいは出して少しでも応援しないとですね。