今回は和風な庭に合う青い花をご紹介したいと思います。
庭に青い花を植えると、赤(つつじ)・黄(ガーベラなど色々)・紫(菖蒲など)系に新たな色が加わり、色彩豊かに変わります。
もともとこの庭には青系では紫陽花(アジサイ)を植えていました。ちょうど梅雨のこの時期に紫がかった青い花を咲かせてくれますが、やたらと大きく育ち、虫も付くため、他の植物に影響が出る前に抜いてしまいました。
跡地には洋花のブルースター、デルフィニウム、アメリカンブルー、ロベリアなど、洋花を試してみたところ、繁殖力が強すぎて草丈や本数の管理に困る上に、虫が付く、また、そもそも当たり前ながら実際植えてみるとやはり和風に合わない、などの理由からこれらも抜かざるえなくなりました。
一通り洋花を試した後に、リンドウの岩手乙女(深めの青)を見つけて、植えてみました。和風な庭には確かにこれが一番しっくりきてはいたのですが、意外と手入れが難しく、夏の猛暑で焼きついてしまい、何回か枯らせて可哀そうなことをしました。正しい手入れの方法を調べて見たところ、リンドウは「半日陰を好む」とあります。植えるべき場所も間違っていたようですが、かといって日陰に植えても冬場の「冷たい風が吹く場所もダメ」とあるため、鉢植えでなければ、1年以上持たせるのは難しそうです。
その後も、そこそこ強く、和風なテイストに合うものを探し続けたところ、この花に辿り着きました。数年前の台風でラベルが飛んでしまったため、名称が分かりませんが、この花はコケの上に在ってもあまり違和感がなくおすすめです。↓
この花の特徴としては、冬場の寒さにも非常に強く(数日くらいは大雪で埋もれても枯れない)、夏場の猛暑さえも物ともせず(水は少し多めにやりますが)、直射を浴び続けても全く問題なしと、非常にタフな植物です。虫にも耐性があるようで、あまり葉に虫が付いたところを見たことがなく、手入れも簡単です(*本当に水やり以外ほとんど何もしなくて心配ありません)。
繁殖力も強いようで、つい先日、このメインの一株から20センチ程離れた個所から新たに一本生え始めたため、そこが二株目に成長して新たに花を咲かせてくれそうです。花の主張が強すぎないため、日本風な雰囲気に馴染んでくれます。
東側の花壇については、大体スペースは使い切っているため、こちら門扉近く(上の写真)と西側の奥の空きスペース(下の写真、壁沿い)も活用して、何か植えたいところです。
梅・つつじ・クチナシが咲き終わると、ナンテンの実が付くまでは緑一色しかない状態が数か月間続くため、ちょうどその空き期間に咲くリンドウをもういちど試してみようかと思います。ここは正午~2時の一番暑くなる時間帯に直射を避けることができる「半日陰」な位置のため、夏に焼け付かず生き残ってくれそうです。
次回はこの庭で育てているコケの増やし方・ケアの仕方について(ハゲた土が見事な緑に変わるまで)お話ししたいともいます。
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