デジタル通貨

暗号資産(仮想通貨)の購入・売却方法

今話題の仮想通貨、話には良く聞くけれど、実際の仮想通貨の購入のしかたと売却のしかたを具体的にわかっている人はあまり多くありません。
今回は日本の仮想通貨販売所サービスを例にとって、仮想通貨の購入のしかたと売却のしかたの一連の流れを簡単にご説明しましょう。

<仮想通貨の入手と売却>

仮想通貨の入手方法には、実はさまざまな方法があります。
支払いを受ける時に現金や銀行送金ではなく、ビットコインやモナーコインなどの仮想通貨でもらうというのが一番てっとり早いのですが、そうではなく「自分のお金で仮想通貨を買う」というのも楽に手に入れる方法です。
具体的には、仮想通貨取引所・販売所に自分のアカウントを開き、銀行口座から送金して日本円を入れ、当日のレートで仮想通貨を購入するという方法になります。

売却のしかたも同じく、仮想通貨取引所・販売所でその日のレートで売却し、キャッシュ(仮想通貨の世界ではフィアットと言います)にして、銀行口座へ送金することになります。

おすすめは、やはり「bitFlyer」です。
日本国内の数ある仮想通貨取引所の中でも「仮想通貨取引量日本一」を謳う大手で、サーバが安定していて事故がなく、規模も最大で、一番安心できる仮想通貨販売所・取引所であると自信を持っておすすめできます。

「世界を変えるコイン。ビットコインは、bitFlyer」というキャッチフレーズも、シンプルながら力強く、好感が持てます。

ユーザーアカウント作成は、メールアドレス登録あるいは Facebookアカウントから比較的容易にできますし、ユーザーインターフェースもシンプルで分かりやすいので初心者でもすぐに使いこなすことが可能です。

<ユーザー登録>

仮想通貨の購入・売却について大雑把にこんな感じ。
と、説明されてもピンとこない方が殆どでしょう。
そこで、ここではbitFlyerを例に登録から購入・売却の流れを例に少し具体的に確認してみたいと思います。

bitFlyerで取扱う仮想通貨についてですが
ビットコインを始めとして各種オルトコイン(ビットコイン以外の各種仮想通貨という意味です)があります。

bitFlyerで仮想通貨を購入するには、まず自分の身分証明書などの書類を用意するところから始まります。
とはいえこれはbitFlyerに限ったことではなく、どの販売所・取引所でも要求しているのでほぼ同じだと言えます。

これはマネーロンダリング等の不法行為を防止するためで、まず基本のアカウントの開設にこぎつけるまではちょっと時間がかかります。
ですが、これが終わったらその後はいよいよ仮想通貨の購入・売却がさっと行えますので辛抱強くやっていきましょう。

メールなどでアカウントの設定を始めると、まもなく利用規約やプライバシーポリシーの確認と同意を求められますので、きちんと読んでからクリックしてください。

個人情報の入力(本名、年齢、住所など)はもちろんのこと、アカウント開設にあたっては、以下のいずれかの本人確認資料を用意し、スキャナーなどでスキャンして、画像ファイルを作成してください。
この段階の作業を「本人確認書類の提出」といいます。

・自動車の運転免許証
・旅券(パスポート)
・マイナンバーカード
・住民票の写し
・健康保険証(カードタイプ)
・特別永住者証明

このへんは実はどこの仮想通貨取引所でもほぼ同じです。
これは政府からこのようにするように求められているためで、「運転免許証のスキャンを送るのがいやだから、他の取引所はないかなあ」とよそを探しても、みな同じようにしているのです。

また利用規約、プライバシーポリシーのほかにも、いわゆる電子交付に関する同意書、取引説明書、外国政府等の重要な公人等確認書、反社会的勢力でないことの確約書などにも同意する必要があります。

住所を偽ることはできません。
なぜなら、登録の後、かならず本人確認のためにビットフライヤーから書留郵便が登録住所へ送付されるからです。
これによって申請内容が正しいかどうかを仮想通貨取引所が確認できるからです。
ですのでかならず自宅を登録することになり、自分が住んでいない住所、郵便局留め等は不可です。

次に、銀行口座ですが、日本国内にある銀行の日本円口座を用意しましょう。
ユーザー登録の次の段階ではこれを登録することになります。
この登録がないと、お金をbitFlyerの自分のアカウントに入れることができません。

言わずもがなですが、他人名義の銀行口座は受付けられません。
必ず自分名前と一致する、本人名義の銀行口座を用意してアカウントと紐づけします。
もしも他人名義、または自分名義であっても未登録の口座から日本円を振込んでも、そのお金は正しい送金として処理されず、保留されてしまいます。

いまの日本の多くの仮想通貨取引所・販売所では、入金のとき「お客様のユーザーIDは S72H47 です。銀行からをご利用の場合、お振込人の名義は(ユーザーID+お客様のお名前)にしてください。」というような指示があります。
自分の名前が「仮想太郎」ならば、上の例では「S72H47 カソウタロウ」と入力して振込人名義とすることになりますね。

ちなみに、クレジットカードでのビットコインやイーサリアムなど仮想通貨の購入については、2018年3月9日(金)以降、カードでの購入は停止されています。
再開は未定です。
また同社のポリシーでは、買った後一定期間(ビットフライヤーの場合 1 週間)は売ったり他に転送することができないようになっています。
ユーザーの画面のホーム画面で「利用可能」として表示されるビットコイン数量を確認することでわかります。
「取引レポート」のメニューがあり、其の中の「仮想通貨のお取引」タブをクリックして選択し確認が可能です。

bitFlyerの入金処理はとても早く、早い場合は10分程度、時間がかかっても2時間程度の間に自分のアカウントへの入金反映がなされます。
ただし銀行・事務所の営業時間にもよりますので、よく確認してください。

<仮想通貨の購入>

肝心の購入のしかたですが、例として10万円を入金するなら、販売所のその日のレートを確認しましょう。
このレートを見て、10万円で購入できるのはどれだけの量になるかを計算します。

例えばその日のレートで、1BTC=902,300円となっていたとします。
このレートなら、10万円で購入できるのは0.110827BTCとなりました。
購入のしかたは、自分が購入したい量(買える範囲内で)の値を入力し、注文確認ボタンを押すだけです。

「ビットコイン売買画面」を開いてみましょう。
画面右上には残高が出ますので、これも確認してください。
ユーザのbitFlyer販売所で利用できる(自分がそこに入れている)ビットコインないし日本円の残高ということになります。
日本円のことをJPYと表現されますが、JPYを売ってBTC(ビットコイン)を買うと言い換えることもできます。

ビットコインを買うとき、[数量(BTC)] に、自分が購入したいビットコイン(BTC)の数を入力します。
数値は [+1] [+0.1] [+0.01] ボタンをクリックして変化させられます。
もちろんキーボードから直接入力もOKです。

設定した購入希望ビットコインの量に合わせ、いまのレートでのJPY参考価格が表示されますので、決定するには [コインを買う]ボタンをクリックします。

この注文を決定するためには最期に[注文実行]ボタンをクリックします。
ここまでの流れで、ユーザのJPYでビットコインが購入されます。
途中でやめたい、やり直したい場合は、[キャンセル]ボタンがあるのでこれをクリックすることで処理が中止されます。

画面上で購入済の仮想通貨数量が表示されれば、うまく購入できています。
注意したいのは取引所と販売所は異なっていて、販売所では会社が定めたレート表示と、いまの残高で買える仮想通貨の数量が出るというシンプルな表示ですので、購入のしかたで難しいことはほとんどないでしょう。

bitFlyerではビットコインのほか、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナーコイン(MONA)、リスク(LSK)という仮想通貨も扱っています。

<仮想通貨の売却>

次に、手持ちの仮想通貨を売却します。
おそらくは、購入してしばらくして、仮想通貨相場が高騰し、手持ちの仮想通貨のみなし日本円総額が高くなり、買ったときと価格差が大きくなった場合に売却を考えることでしょう。

売却のしかたは、上記と同じく、仮想通貨保有数の表示と、本日のレート(価格)で売却した場合の日本円の総額が表示されますので売却したい数量を入力し、確認ボタンを押します。

画面上で売却済の仮想通貨数量、売却額等が表示されたら売却は完了です。
この部分は取引所と異なり、販売所が決めたレートの表示と、その価格で売却した場合の金額が出るのみで、シンプルです。

これは販売所(会社)とユーザの一対一の売買になりますが、OTC取引とは呼ばれず、単純な仮想通貨の店頭販売という扱いになります。
購入のしかたはごく単純で、安いときに買い、高くなって価格差がでたら売るという方法です。

<出金>

いよいよ出金ですが、日本円で出金する場合は、取引所各社とも必ず、ユーザーに入出金に使用する実際の銀行口座通帳やキャッシュカードの画像提出が必要になっています。

bitflyerでも預金通帳・キャッシュカードによる本人確認があり、出金する場合に、本人名義の預金通帳またはキャッシュカードの画像を安全のために提出しなければなりません。
これによってマネーロンダリングを防ぐようにしているのです。

すでに登録してある銀行口座へ、仮想通貨を売ったあとの日本円の残高のうち希望の額を指定して、「出金」するボタンをクリックしてください。

確認後、銀行口座へ出金が行われます。
取引所の確認時間もあるだけでなく、受け取り側の銀行の庶務手続きに時間がかかるため、時間はさまざまです。

BITfLYERの場合、三井住友銀行の口座(専用口座)へ入金した場合は銀行の営業時間内に随時入金作業が行われますが、所定の時間以降に行う場合は翌日扱いになり、その入金は、次の銀行営業日の午前9時以降に順次処理が行われていきます。

また、住信SBIネット銀行の専用口座を持っていて、そこを登録してあり、入金のそこにする場合は、土日でも入金が行われますので便利です。
ただし毎月5・10日や週始め、祝日明け、月末にあたるときは処理に時間がかかることがあります。

万が一銀行振込申請をしたのに時間がかなりかかって残高に反映されないときは、bitFlyerの「入出金お問合せフォーム」から入金情報を伝え、問い合わせることができます。

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