今回は、所有するアパートが在る今治という町についてご紹介したいと思います。
愛媛県の東部に位置する今治市は人口16万人ほどの町で、県庁所在地の松山市からは車で約1時間ほど離れたところにあります。松山市からは1時間毎に走る特急で40分弱で着けるため、アクセスは悪くありません。船関係のお客さんと思われる外国人の方も、この列車に乗り合わせたりもします。
今治の経済
町の主力産業は造船・海運、食品加工、タオル生産などで、国内有数の造船メーカーである今治造船や、調味料などで有名な日本食研などが本拠地を置き、品質に高さに定評のある今治タオルの製造会社も数多く存在する商業都市です。近年は観光業にも力を入れており、しまなみ街道をサイクリング愛好家向けにアピールしていて、東京でも時々ポスターを見かけるようにもなりました。
3年ほど前には、今治新都市開発の計画に沿って新しく切り開いた用地に大きな商業施設イオンモールがオープンし、地元のサッカーチームFC今治のスタジアム(観客5000人を収容可能)もそこに建設されました。
また、昨年はしまなみヒルズで岡山理科大学今治キャンパス(獣医学部)が開校し、2年目に入った今年は、町の中心部でも少しずつここの学生さんたちの姿を見かけるようになったとのことで、これが少し町にも変化をもたらしてくれるかもしれません。
町でよく利用する施設について少し紹介すると、今治出張でほぼ毎回使うホテルは、こちらの今治国際ホテルです。遠く外国から来られるお客さんを迎えられるよう内装も立派で、都内のホテルにも全く引けを取らない作りです。高層階のラウンジからの夜景もきれいで、今治の町を一望できます。
こちらは数年前に新設された船着き場(今治港)です。管理会社さん曰く、ここでは頻繁にイベントが執り行われたりするようですが、もともと今治は港を中心として発展した商業都市でありながら、その特徴をまだ生かしきれていないところもあるとのことでした。確かに、普段の利用客が少し少ないかな、という印象もあります。
歓楽街の盛況さは、町の景気の指標でもあるので、毎回視察ではここの様子を確めます。今回訪れた時期には、町で特に大きなイベントがあるわけでもないのに、多くの若い人たちが歓楽街に繰り出していて、賑わっていました。普通の日でもこれだけの賑わいがあることから、この町の力を感じます(ここは新市街の通りの一角でしかなく、旧市街のほうも盛況)。
現在は主力産業である造船なども横ばい傾向とのことですが、それでも、新しい商業施設を呼び込んだり、スポーツ用の施設を新設、学校を招致したりと、この町は四国四県の県庁所在地に負けないだけの大きな経済力を秘めています。
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